規模は大きくないが心に残る遺跡
「女の砦」を意味するバンティアスレイ、数々のレリーフに飾られた遺跡は小寺院ながらもアンコール遺跡群の中でも
もっとも洗練されたものと評されている
観光客達は「東洋のモナリザ」なる女神像をみるために田園地帯の未舗装の道を1時間程かけてやって来る
レリーフ美の究極といえる芸術を心ゆくまで味わう
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シヴァ神とビシュヌ神に捧げられた周囲400mの小寺院
入口壁面のレリーフが下に下りていて至近距離で作りを鑑賞出来る
美しいデバダーがいくつも見られる
デバター像のある中央祠堂の周囲には遺跡保護のためにロープが張られていて3メートル以上も離れて鑑賞
左「東洋のモナリザ」
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二十世紀の初頭、フランスの作家アンドレ・マルローは女神デヴィターに魅了され、ツルハシと鋸を使って像をえぐり出し、
プノンペンに帰り着いたところで逮捕され、その像は現在もとに戻されていて、
優雅なクメールの微笑から「東洋のモナリザ」と言われている
967年にラージェント・ヴァルマン2世によって建立された
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