アブ・シンベル Abu Simbel
アスワンから南に280km、スーダンとの国境近くエジプト最南端の地
アスワンからは飛行機か船でのツアーを、バスによるツアーはかなりきついとのこと


ナセル湖畔のアブシンベル大神殿(左)と小神殿(右)
山を数千個のブロックに切断し旧神殿の上方60mの所に移築、山をよく見ると
ブロックに切断した後が見られる。 遺跡の後の山の中はコンクリートのドームになっている。
右端の水面がナセル湖(アスワン・ハイダム湖)


移築前のナイル川の岸に立つ神殿 手前が小神殿
アスワンヌビア博物館の展示写真より 1968年以前の状態

大 神 殿
  
 大神殿正面のアムセス2世の像に圧倒される  (画像クイックで拡大可)
4体の像の高さは20mあり、左から少年期、青年期、壮年期、老年期の像,
青年期の像は1813年に砂の中から発見された当時にすでに崩れており、今の地に移築したときもそのままの常置で再設置された


入口の上に彫られた紋章


神殿内壁面に彫られた壁画

  
神殿内は10mあるオシルス神の姿をしたラムセス2世の8体の像が並び (画像クイックで拡大可)
奥の部屋には神格化したラムセス2世の座像(右から2番目)が他の神と並んでいる
年に二日この奥の部屋まで朝日が差し込む(2月、10月)

  
宮殿内の壁にはラムセス2世や王妃ネフェルトアリが神に    
供物を捧げている見事なレリーフが彫られている  (カメラはNO、ビデオはOK、これ不思議)



小 神 殿
ラムセス2世が王妃ネフェルトアリのために建てた神殿


(画像クイックで拡大可)
移築の為にブロックに切られた山肌の切断箇所がはっきり見える
ラムセス2世の像が4体、ネフェルトアリの像が2体並んでいる姿は「凄い」の一言

  
                    小神殿正面                           ラムセス2世とネフェリトアリの像が  (画像クイックで拡大可)    
                                                      足下には二人の子供達の像も刻まれている。

  
王妃の彩色されたレリーフが柱と壁画を埋め尽くしている (画像クイックで拡大可)

  


アスワンからダム湖 (ナセル湖) をやって来たクルーズ船



光と音のショー と ご来光

 
ライトアップされた神殿正面 (画像クイックで拡大可) 朝日が神殿正面を照らし始める
夜の音と光のショーは岩山をスクリーンに迫力ある映像が映される
当日は日本語で上映の日に当たり、寒さと時間の経つのを忘れる一時でした


ナセル湖東岸の砂漠から日が昇る 対岸の湖岸には草木が見られず荒涼たる風景
訪問した数日後に神殿の奥まで朝日が差し込む日に当たるとのこと
今回は何処まで差し込むか確認したかったのですが、出発時間・・残念


アスワンからのナセル湖をクルーズ船が神殿脇まで来ている  3泊4日の旅
ナセル湖上流方面を望む、混乱の続くスーダンまで50km程度
アブ・シンベルの町には湖で漁業を生業としている皆さんもいるとか、
時折漁船も走っている


アスワンからの旅客機も神殿上空まで旋回し空港に向かっている (上空よりの眺め)
アスワンからは左側の席に乗ろう、上空からナセル湖畔に見える神殿の
眺めは最高、帰りの便では見ることが出来ないので・・
早朝便の皆さんはアスワンからの日帰りの皆さんの便