シエナ(Siena)
ワインの里に囲まれた中世皇帝派時代の姿をとどめるゴシック建築の都
中世にはフィレンツェ(教皇派)と肩を並べ栄えた街

  
谷向こうに中世からの石造りの民家の上に見える  ドゥオモの威容、ロマネスク=ゴシック建築の傑作  (画像クイックで拡大可)
完成まで200年を費やした歴史的建築とか・・ 独特の横縞模様の鐘楼が印象的

     
市内の狭い路地を通ってドウモに向かう

  
       ドゥウモの内陣 内部の柱も独特の横縞模様             
              
  
床の象眼装飾が美しく中世の職人の技能に驚かされる   ドゥウモの床には素晴らしい象眼が施され時間の経つのを忘れてしまう 

    
カンポ広場の南側にはプブリコ宮殿が建つ 狭い通りから広場に出たときの驚きと感激は・・

カンポ広場
  
カンポ広場の西側には噴水と水場が
シエーナの中心部にある歴史的な広場で、中世の広場としてはヨーロッパで最大のもののひとつ


巨大な広さを持つ貝殻型の美しいカンポ広場 夏に行われるパリオ競馬祭は有名  

3つの丘が合流する窪地に作られているため扇のような形状をしており、扇の付け根に向かって傾斜になっている 元々は起伏の激しい土地であったが、徐々に街路・アクセスの整備が行われ、13世紀末から14世紀半ばまでの期間でほぼ現在のような状態になった 年2回、競馬(シエーナのパーリオ)が広場の外周を回るかたちで開催される。


広場を取り巻く建物

景観を維持するため建築に関しては都市条例によって特に厳しく規制が行われ、専門の役人「装飾監督官」の管理のもと建物の高さ・幅、窓や扉の形、
さらには素材に至るまで細かな規定に従って作られた。またそれらの適用は公共建築はもちろん、
市庁舎や日々整備される広場の街並みにバランスがとれた建築であるよう広場の周囲を囲む私人のパラッツォにまで広く及び、
現在ではその構造の完全さが世界的に評価されている。