国府の片葉の葦 
本願寺 国府別院界隈

聖人が越後の国府では、国分寺境内の草庵に住んでいたが、ある日この地の居多神社に詣で「わが念願を守りて 、その奇瑞をあらわし給え」と祈願をこめたところ、境内に生えていた葦が一夜のうちに片葉になったと伝えられている。 (新潟県上越市・居多が浜、五智国分寺、国府別院界隈)


親鸞聖人と恵信尼公のふるさと


国府別院

本願寺国府別院の本堂は寛政10(1798)に造立、文化2年(1805)に建立され、総齣「りの本堂にして、 当時の越後地方の寺院建築としては実に稀に見る壮麗なるもので、建築費なども相当多額のものであったと想像されます。  また、内陣の様式なども土地狭き関係から、出内陣として、余間は極端に小さくしてあります。 内陣正面の同一須弥壇上に宮殿(本尊を安置)と厨子(親鸞聖人を安置)とを設置し、 内陣外陣の天人・その他の彫刻・天井絵、内陣の壁画や外陣の極彩色等いずれも上方一流の技能が窺われ、 地方寺院のものとしては他に比類なきものであり、聖人御旧跡にふさわしい独特の結構様式であります。












片葉の葦