第一番札所 岩谷堂 
上越市名立区名立大町

大宝二年(702年)泰澄大徳がこの地に住み、彫刻した御尊像を安置した。
その後弘仁四年、弘法大師がこの岩屋にこもり、この観世音の霊験を世に知らしめるため、
投筆して梵字を書いた岸壁が現存する。

御詠歌   浦舵落(ふだらく)や 名立の浦ときくときは 潮の音もみ法(のり)(なりけり

  
堂は現在無住職で、集落の皆さんが協力して管理している


前庭に並ぶ六地蔵

  
右 投筆して梵字を書いた岸壁                 一番札所と御詠歌が入口に

  
厨子の中の本尊の写真                    区の役員の方が御堂の謂われについて説明してくれる


ご本尊  聖観世音菩薩(後の厨子の中)


上杉景直が奥州征伐に行ったおり敵将に斬りつけられが、日頃信仰している観世音が刀の
前に立ちふさがり身代わりとなって刀を受け、その傷跡が今もご本尊の肩先にあるという。

  
堂の周りの石仏は苔に覆われ時の流れを感じさせる


泉の水は目の病に効くとか・・