西福寺開山堂
西福寺は、新潟県魚沼市大浦にあり、福井県の永平寺と神奈川県の総持寺を両本山に持つ、曹洞宗の寺です
又の名を「越後日光・開山堂」とよばれ、幕末の巨匠、石川雲蝶の彫刻群で知られている


鉄骨の雪囲いで保護された開山堂

  
平成11年に雪から御堂を守るために覆い屋根ができた。
豪雪地域の危険な雪下ろし作業をしてくれる人がいなくなった為である。


建築様式は、鎌倉時代の禅宗仏殿構造で、屋根は茅葺き二重層、上部は入母屋作り


堂の正面は唐破風向拝には雲蝶の彫刻が施されている  素晴らしい!!


開山堂内部は撮影禁止のため天井の大彫刻、欄間の彫刻、仁王像は解説書より

開山堂天井の大彫刻
三間四方の吊り天井に、透かし彫りで施された大彫刻 彫刻が岩絵の具で色鮮やかに塗られている


堂正面の欄間
三点の欄間彫刻は木目の美しさを生かした繊細でかつ巧妙な彫刻である

   
開山堂階段両脇に立つ鬼退治の仁王像

西福寺本堂内部

本尊 阿弥陀如来像

  
雲蝶作 襖絵 岩絵の具で描かれ150年前の色彩を今に伝えている

  
本堂の廊下の床には雲蝶が施した埋木が数あり目を楽しませてくれる


150年前の風流な建物も、時代の流れとともに少しずつ姿を変えていく 少し淋しいが・・・・