大豊神社 (おおとよじんじゃ)
京都市左京区鹿ヶ谷宮ノ前町

哲学の道の南にある小さな神社です。御祭神は菅原道真公ですが、
天神様でも天満宮でもありませんが平安中期創建の由緒正しき神社です。
治病健康、長寿、学問、縁結びのご利益があるといわれている


有名な「哲学の道」そこにかかる小さな橋、「大豊橋」その向こうに「大豊神社」


創建されたのは、887年(仁和3年)で、椿ヶ峯山天神・大宝大名神と呼ばれている
その後、1017年頃に遷座され大豊大明神を賜り、現在に至る
椿の名所として有名で、3月から4月にかけてのしだれ紅梅も必見です。初詣シーズンでは南天が見ごろです

  
狛ネズミの建つ大国社
この大豊神社における最大の「みどころ」

 
大国社は縁結びにご利益があると狛ネズミ

大国社は大国主命(おおくにのぬしのみこと)を祀りますが、その大国主命とネズミの関係は、もう神話の世界です




    
愛宕社は火難除けとして狛鳶                   日吉社は災難と厄除けとして狛猿 


本殿
仁和年間と云うから平安時代初期に創建された社で、今の神社の背後には森と山が迫り、
この辺り一帯を椿ケ峰と云い、元々は大豊神社も椿ケ峰天神と称し、その椿ケ峰をご神体とする社であった
ようですが、平安中期に今の地に移った折りに大豊大明神の神号を賜ると伝わる

  
元々は後ろの「山」そのものを祀っていた神社だが、現在は少彦名命(スクナヒコナノミコト)、
応神天皇、菅原道真公の3つの神を合祀している
かつては広大な神社だったらしいが、今はその面影も無く、こぢんまりとしものである

  
哲学の道沿いの一景

何故か大豊神社に足を向ける人は少ない、観光地図でも、省略されていることもある。 大豊神社は、そんな神社なのである 平成20年は子年、初詣客が大勢