高野山真言宗別格本山
自生山 那 谷 寺
那谷寺(なたでら)は、石川県小松市に所在する仏教寺院。高野山真言宗別格本山。

真言宗に属する自生山那谷寺は、717(養老元年)年に泰澄大師が千手観音を岩窟に安置したのにはじまるといわれる。  平安時代に花山法皇が参詣した際、西国33ヶ所の霊場の第1番那智山の那と第33番の谷汲山の谷をとって那谷寺と名付けられたとの伝承がある、  平安中期には、温容寺、栄谷寺とともに白山3ヶ寺の1つとして、寺領も多く、僧兵もいましたが、中世末期の一向一揆ですっかり荒廃してしまい、  これを1640(寛永17)年に前田利常が復興した。現存の本堂、三重塔、護摩堂、鐘楼、書院および庫裡は重要文化財。  魂の輪廻転生胎内くぐりの聖地であった岩窟内に本殿を設け、新しい自分に生まれ変わることを祈る場所で知られている。

  
参拝受付と山門

    
山門の扉には仁王像のレリーフが


金堂 華王殿
那谷寺の年中仏事祈祷はすべてこのお堂でおこなわれる。近藤は650年前に消失したが、山岳自然信仰の
復興を願って平成2年再建される

 
本尊丈六の十一面千手観音

  
参道には数百年を経た杉椿の樹林の根本は苔に覆われている             時間の関係で境内の半分しか回れず

  
普門閣 (宝物館) 休憩所・売店

  
売店・休憩所の奥に宝物館が

   
参道の横の林・池の周りは緑の苔の絨毯


参道左に奇岩が周りは紅葉が進むにつれすばらしい景観が

  
奇岩遊仙境(国名勝指定園)が池の向こうに


観音浄土浮陀落山もこのような風景かと疑わせる奇岩霊石がそそりたち、その足をあらう蓮池の自然絶妙、その昔海底噴火の跡と伝えられる

紅葉の遊仙境をさらに観る

  
観世音菩薩の慈眼視衆生の大慈悲心の御誓願により大悲閣という


本殿岩窟前の一大岩壁に寄りて建てられ四棟舞台造りで、四方欄間浮彫りで、鹿、鳳凰、鶴、松、竹、梅、橘、紅葉等花鳥が彫られている

  
本殿は岩窟内に構築され、中に厨子あり大悲閣の額が

  
那谷寺御本尊千手観世音菩薩が安置


岸壁上の祠の中

  
遊仙境の岸壁の上から下を見る 岩の急斜面を登る、足がすくむ、路面が濡れている時には登るのは困難

  
楓月橋・鎮守堂  楓月橋は寛永時代、前田利常公が計画、現代になってようやく実現したもの

  
鎮守堂内部と回廊越しに遊仙境を見る

 
展望台から奇岩遊仙境の眺望は境内で最も美しく、頂上には白山妙理大権現を祠る鎮守堂が建っている


眺望は境内一番で最も美しい          岩の中腹に皆さんが・・・

  
小塔ですが、三層共扇垂木を用い四方の扉をはじめ壁面唐獅子の二十の行態や菊花の彫刻はみごと

  
内に鎌倉時代、那谷寺金堂にお祠りしてあった大日如来を安置してある

  
寺前のパーキングには土産店が並ぶ                      寺院の入場券を兼ねたパンフ