吹 割 の 滝
群馬県沼田市利根町にある滝

高さ7m、幅30m、奇岩が1.5kmに渡って続く片品渓谷(吹割渓谷)にある 河床を割くように流れ、そこから水しぶきが吹き上げる様子からこの名が付けられた 吹割りの滝は天然記念物に指定されている



  
ドライブインの反対側より坂道を下る

  
坂道を下ると片品川の清流が見えてくる


流れに沿って岸を下る   河床の割れ目より水しぶきが上がっているのが見える


火山の噴火による大規模な火砕流が冷固した溶結凝灰岩が片品川の流れによって侵食されてできたV字谷にかかり、
そこに向かって三方から河川が流れ落ちるその姿から「東洋のナイアガラ」とも呼ばれる


獅子岩と呼ばれる岩壁群の奇景は、独特の渓谷美を見せている


川床上を流れる片品川の流れが、岩質の軟らかい部分を浸蝕し、多数の割れ目を生じ、
あたかも巨大な岩を吹き割れたように見えるところから、”吹割の滝”の名が生まれましたとも言われる

    
訪問時が渇水期だったため割れ口の真上まで行くことが出来た


昔から、吹割の滝の滝壺は竜宮に通じていると言われ、村の祝儀など振る舞い事には、竜宮からお膳やお椀を貸してもらう習慣があったとのこと。 手紙を書いて滝壺に投げ込むと、翌朝、頼んだ数のお膳やお椀が岩の上に置いてあった。 そして返すときはお礼の手紙を添えて元の岩の上に置くと、いつの間にか見えなくなり竜宮に返されていたと言われる。 ある時、数を間違えて一組だけ返し忘れてしまったところ、それ以来いくら丁寧に頼んでも貸してもらえなくなったのだそうです。


水量が大変多いため水難が多発する (訪問時は渇水期のため割れ口近くまで、滝全体の1/2程度の見学)
水の侵食により1年間で約7センチメートルほど上流に向かって遡行しており、将来的には瀑布は上流に移動する


橋を渡って展望台へ (時間不足のため行くこと出来ず、次回を楽しみに・・・)


展望見晴台よりの眺め  早春の雪のある日 (資料より)


滝の解説が掲示板で


沼田市からR120を金精峠への途中のドライブイン 滝への入口