新上州・観音霊場三十三カ所巡り
第七番札所  関東八十八カ所霊場 第七番札所
詳寿山 曹源寺 (さざえ堂) 曹洞宗
太田市東今泉町168−3

江戸時代に本堂が火災に遭い、その後、観音堂が造られ、観音堂を本堂としています。 観音堂はさざえ堂と呼ばれ、江戸時代中期に普及・発展した三十三観音・百観音信仰を背景に、関東・東北地方に限って建造された三匝堂(さんそうどう)のひとつです。 寛政10年(1798)に創建された建物で、間口・奥行ともに9間(約16.3m)、高さ55.5尺(約16.8m)であり正面は東向きです。 外観は重層の二階建に見えますが、内部は三層になっている

  

 
百観音 御砂踏参道
『さざえ堂の御砂踏参道の踏み石は、西国坂東秩父百観音霊場より御砂を頂き、参道の下に納めてある
御砂踏参道を踏めば、百観音霊場を巡礼したのと、おなじ功徳がえられる

     


  


文治3年(1187)新田義重公が京都からの養姫である祥寿姫の菩提を弔うために建てられた六角堂が起源

 
曹源寺本堂は文安元年(1444)横瀬貞俊により建立。しかし過去2回の火災によりその本堂は焼失し(1852)、仏殿であった「さざえ堂」のみ現存、これを本堂としている

  
堂内には秩父、坂東、西国の観音札所計百ヵ寺の観音像を安置し、右回りに堂内を一方通行で巡拝できることから「さざえ堂」の名がある