飛騨市 神岡町

神 岡 城
風が香り、緑色づく山間の町神岡に、悠々と佇む神岡城に戦国のロマンを感じる。


現在の城は昭和45年に復元され建てられましたが、当時の遺構を残す壕や石塁などは、戦乱の往事を思いおこさせる。

  
内部には鎧、刀剣、馬具などが一般公開されている


天守閣から見る神岡の町並みは、とても素敵  右山裾に神尾鉱山精錬所跡が見える


街の中を流れる高原川の橋の上から見える神岡城




郷 土 館 (松葉家)
飛騨人の知恵を知る

明治初年頃に建築された民家「松葉家」を移築したもので、岐阜県有形民俗文化財に指定されている貴重な建物



  
1階の居間・仏間に当時の生活感が

  
江戸時代から使用されてきた民具や農具が展示され、古来の飛騨人の素朴な暮らしぶりが偲ばれる

  
今は見ることが無くなった数々の日常工具類が並ぶ

3階の屋根裏部屋は合掌造りが見られる
  
手斧梁(てちょうな・曲線材)と呼ばれる梁14本からなる小屋組は、特に見ごたえがある




鉱山資料館
神岡鉱山は、亜鉛・鉛・銀鉱山。2001年6月に鉱石の採掘を中止した。

  
奈良正倉院の校倉造りをイメージして建てられた

  
元禄時代の手堀で金や銀を採鉱していたという頃の道具から現代に至るまでの用具が展示されている


採鉱から製品までの作業工程をわかりやすく解説してあり、神岡鉱山の歴史そのものを見ることができる




江馬氏城館跡

室町期から戦国時代にかけて高原郷を支配した豪族・江馬氏の往年の栄華をしのばせる城館跡




町  内
  
道の駅・宙スカイドーム神岡  神岡城近くのR471号沿線の道の駅
  施設の中にスーパーカミオカンデ展示室がある

    
         地蔵尊              毛利衛(宇宙飛行士)さんの記念碑    小柴昌俊(ノーベル賞)さんの記念碑

スーパーカミオカンデ
スーパーカミオカンデ検出器は、5万トンの超純水を蓄えた、直径39.3m、高さ41.4mの円筒形水タンクと、
その壁に設置された光電子増倍管と呼ばれる,約1万2千本の光センサーなどから構成されています。
神岡鉱山内の地下1000mに位置しています
  
スーパーカミオカンデの光電管(レプリカ)


ニュートリノを受光したときの状態模型

スーパーカミオカンデ実験の目的の一つは、太陽ニュートリノ、大気ニュートリノ、人工ニュートリノなどの観測を通じて、 ニュートリノの性質の全容を解明することです。1998年には、大気ニュートリノの観測により、 ニュートリノが飛行する間にその種類が変化する現象(ニュートリノ振動)を発見し、 さらに2001年には、太陽ニュートリノの観測により、太陽ニュートリノ振動を発見しました。 ニュートリノの性質を解明することは、宇宙の初期に物質がどのように作られたかという謎に迫ることにつながります。


街 角

街角に展示された、鉱山の坑道(丸山坑)を走っていたトロッコの車輪


町内を流れる高原川の橋上より神岡城を見る