明善寺
明善寺山門と庫裡
「合掌造り」は、叉首構造の切妻屋根とした茅葺きの家屋で、一般の日本の民家に比べて規模が大きく、
屋根の勾配が急傾斜となっている。このような家屋が造られたのは、降雪に対処するためでもあるが、
養蚕を屋内で行うため屋内の空間を広く大きくとる必要があったからでもある。
屋内を2〜3層、あるいは規模の大きな家屋では4〜5層に造って効率的な利用を図っている。
また、建物は南北に面して建てられおり、これは白川の風向きを考慮し、
風の抵抗を最小限にするとともに、屋根に当たる日照量を調節して夏涼しく、
冬は保温されるようになっている。
こうした建物はほかの地方にも見られますが、白川では「切妻合掌造り」といわれ、
屋根の両端が本を開いて立てたように三角形になっているのが特徴で積雪が多く雪質が
重いという白川の自然条件に適合した構造に造られています。
村内で一番大きな造りの和田家
(重文和田家)
パーキング横の観光案内所