常 行 堂 (じょうぎょうどう)

嘉祥元年(848年)に慈覚大師円仁によって、比叡山延暦寺の『にない堂』に模して建立された。 常行三昧堂とは、天台宗において四種三昧のうち常行三昧の行を修するために建てられた仏堂である、 天台宗の修行道場をおく寺院に建てられることが多い


日光山 回向道場 常行堂

  
純和様の宝形造で、隣の純唐様の法華堂との間に、歩廊を設け接続されている、
 この形式が大変珍しいもので、現在では比叡山延暦寺と、ここ輪王寺常行堂の二か所のみとなっている。



  

その昔、常行堂では、常行三昧(じょうぎょうざんまい)という仏様の周りを歩きながら念仏を唱える修業が行われていました。 その為、内陣は本尊の周りをぐるりと回れる造りになっています。  現在では、回向(えこう)(先祖供養・水子供養)の道場となっています。