第十九番 飛渕山 竜石寺 曹洞宗
秩父市大畑町15−31

大きい一面の岩盤上に建てられている。観音堂は七間半四面表流れの向拝をふした宝形造り(ほうぎょうづくり)だったが、屋根が傷み、雨もりがひどかった。 諸仏を他の寺に預け地元観光協会の青年部が中心となり、浄財を募り昭和47年解体復元された。 本尊は千手観世音菩薩で寄木造り坐像、像高約46センチ室町時代の作といわれている。 昔、村人達が悪龍を退治しようと観音様に念じたところ、龍を退治してくれた。 それから、村人達はお堂を建て、千手観世音菩薩を安置した。これが、この寺の始まりといわれている。


観音堂  観音堂は岩盤上に石を積み上げて建ててある

  

   



  


本尊:千手観世音菩薩
千手観世音菩薩は、すべての厄を払う “厄除け観音” と知られ、特に女性の19歳、33歳の厄除け参りで人気がある

  
堂全体が起伏のある岩盤の上に立つ


三途婆堂
三途婆(さんずば)堂には、死者の衣を脱がせる奪衣婆(だつえば)と閻魔大王(えんまだいおう)、賓頭廬(びんずる)尊者の三尊が祀られている