大きい一面の岩盤上に建てられている。観音堂は七間半四面表流れの向拝をふした宝形造り(ほうぎょうづくり)だったが、屋根が傷み、雨もりがひどかった。 諸仏を他の寺に預け地元観光協会の青年部が中心となり、浄財を募り昭和47年解体復元された。 本尊は千手観世音菩薩で寄木造り坐像、像高約46センチ室町時代の作といわれている。 昔、村人達が悪龍を退治しようと観音様に念じたところ、龍を退治してくれた。 それから、村人達はお堂を建て、千手観世音菩薩を安置した。これが、この寺の始まりといわれている。