雲取山、甲武信岳、金峰山などの 2,000m級の山々が連なる秩父山脈は、 火山国日本には珍しく火山がなく、 山々のほとんどが秩父古生層などの水成岩からなっています。 秩父古生層と呼ばれる地層中には石灰岩体が含まれており、 秩父・奥多摩一帯には、多くの鍾乳洞が分布しています。 武甲山には、 白沢第一鍾乳洞(全長55.7m)、小桜鍾乳洞(全長13m)、西尾根上部の鍾乳洞(全長10m)、根古谷鍾乳洞(全長60m)、 大指鍾乳洞などがあるが、石灰石の採石場内にあったりでいずれも非公開となっている。 橋立鍾乳洞は、埼玉県内で唯一の観光洞となっています。
洞内は2つの大房に分かれ、弁天大黒、菩薩、五百羅漢などの名称が付けられた鍾乳石・石筍・石柱が数多く点在し、 これらは古くからの信仰の跡を残すものとなっている。 鍾乳洞と言うと、暗くて、ジメジメしていてひんやりしているイメージが強いと思うが、 ここ橋立鍾乳洞は、ジメジメ感は少ない鍾乳洞です。