橋立鍾乳洞
埼玉県秩父市上影森675

山全体が石灰岩でできた武甲山の西麓にあって、 たくさんの鍾乳洞が点在する
橋立鍾乳洞は、札所28番、石龍山橋立堂の境内に位置し、全長はおよそ130mあり、入口と出口の高低差は約30m余りあり、全国でも数少ない縦穴の鍾乳洞
埼玉県立武甲自然公園の中心に位置し、秩父の観光スポット

 
橋立鍾乳洞は、元はお遍路さん達の胎内巡りの場所だったよう

雲取山、甲武信岳、金峰山などの 2,000m級の山々が連なる秩父山脈は、 火山国日本には珍しく火山がなく、 山々のほとんどが秩父古生層などの水成岩からなっています。 秩父古生層と呼ばれる地層中には石灰岩体が含まれており、 秩父・奥多摩一帯には、多くの鍾乳洞が分布しています。 武甲山には、 白沢第一鍾乳洞(全長55.7m)、小桜鍾乳洞(全長13m)、西尾根上部の鍾乳洞(全長10m)、根古谷鍾乳洞(全長60m)、 大指鍾乳洞などがあるが、石灰石の採石場内にあったりでいずれも非公開となっている。 橋立鍾乳洞は、埼玉県内で唯一の観光洞となっています。

  
乳洞の中でも、ここ橋立鍾乳洞は、竪穴式の鍾乳洞で、大変珍しい ことでも知られている


洞内の3分の2は竪穴式なので、かなり登り降りの激しい地形なので、足腰に自信のない方や、小さな子供などには、 厳しいかもしれない
規模は大きくないが洞の中は高低差に富み、階段を上る珍しい形態。石筍・鍾乳石・石柱がつららのように垂れ下がっている

  
札所28番という信仰の地にぽっかりと開いた地中への入口
一歩洞内へ入ると冷たい空気が体を包み、暑い日なら心地よい、洞内は歩く行程の3分の2以上が縦穴なので、随所に上りの階段がある

 
橋立鍾乳洞は、武甲山の西端の麓に位置し、全山石灰岩といわれるこの地域で降る雨水によって溶かされた鍾乳洞

洞内は2つの大房に分かれ、弁天大黒、菩薩、五百羅漢などの名称が付けられた鍾乳石・石筍・石柱が数多く点在し、 これらは古くからの信仰の跡を残すものとなっている。 鍾乳洞と言うと、暗くて、ジメジメしていてひんやりしているイメージが強いと思うが、 ここ橋立鍾乳洞は、ジメジメ感は少ない鍾乳洞です。


鍾乳洞見学というよりは、仏の体内めぐりと洞窟探検と思ってチャレンジしたほうがよい

 
鍾乳洞から出てくるときには、脱出成功!と思わず叫んでしまう
洞窟の出口と坂道の下に入口の建物が


鍾乳洞の成り立ち説明案内板

 
古代人の洞窟を利用していた説明案内                                          洞窟の中に住む動物様子案内