国宝 妻沼聖天山
熊谷市妻沼1627

妻沼聖天山は日本三大聖天のうちの一つに数えられる名刹 埼玉日光という別名もあり、本殿外壁の彫刻は豪壮華麗、境内には数々の美しい建築物が点在している

登録名勝:歓喜院聖天堂

古来より縁結びの神様として厚い信仰を集めている

   
入場券 (「彫刻解説シリーズ」付)700円 (左画像)     めぬまボランティアガイド「阿うんの会」による説明がある

  
「貴惣門」 妻沼聖天山参道の1番目の門。3つの屋根の破風よりなっているのが貴惣門の特色

   
右側に毘沙門天、左側に持国天の像がある。仁王(金剛力士)像とは違い、邪鬼を踏んだ像となっている

 
右は「斎藤実盛」の銅像
右手に筆、左手に鏡を持っているのは、実盛公が老兵と悟られないように髪を墨で黒く染めて出陣したという史実にもとづいています

寺伝では治承3年(1179年)に、長井庄(熊谷市妻沼)を本拠とした武将齋藤別当実盛が、 守り本尊の大聖歓喜天(聖天)を祀る聖天宮を建立し、長井庄の総鎮守としたのが始まりとされている。 建久8年(1197年)、良応僧都(斎藤別当実盛の次男である実長)が聖天宮の別当寺院(本坊)として歓喜院長楽寺を建立し、 一面観音を本尊としたという。

  
「護摩堂」 不動尊を本尊とし、白衣観音、役行者神変大菩薩を祀っている。主に自動車の交通安全加持祈願を行いる

 

 
1658年(万治元年)の創立と伝えられています。明治24年台風によって倒壊したので、明治27年に再建された

  
仁王(金剛力士)像は、向かって右側が口を開けた「ア」形、左側が口を結んだ「ウン」形


奥殿・中殿・拝殿よりなる権現造

斎藤別当実盛公が聖天宮を開創されてから何度も修復・再建されて来ましたが、江戸時代初期、災火のため中門を残して焼失 現存する御本殿は、江戸時代中期に再建されたもの

 


国宝聖天堂(本殿) - 拝殿・中殿(相の間)・奥殿からなる廟型式権現造(日光東照宮などに見られる、複数棟を一体とした建築形式)の建物である


本殿正面の琴棋書画

 



国宝 聖 天 堂

  
本堂正面天井の彫刻 花の彫刻の中に幾つもの猿が彫られている


石舞台(庭儀法会を行うための舞台です)

  
「太子堂」 平成7年11月に建て替えられる、弘法大師を祀り関東88カ所霊場第88番結願所・幡羅88カ所第13番の札所となっている

  
時を告げる鐘楼と夫婦の木

 
本堂横手裏には幾つもの社が祀られる

  
「平和の塔」 昭和33年、戦没英霊の供養と世界恒久平和達成の祈願によって建立された
手前の赤い太鼓橋との対比も絶妙な大変美しい多宝塔です。


中庭には立派な石舞台

  
秋の時期に行われる菊祭り


受付授与所