三界万霊有縁無縁の霊、戦争災害死者、事故横難(おうなん)死者、水子霊等を供養する功徳(くどく)莫大な 「聖衆倶会楽(くえらく)」の塔である。 (極楽で受ける十楽の第七極楽ではつねに無数の聖衆が一処に会合して互いに言葉を まじえ法楽を得ること) 4メートルの方形基壇に6つの相輪と1つの塔身水煙(すいえん)をつけた 宝珠からなり、高さ8メートルを有する。 相輪は六道輪廻(ろくどうりんね)を、塔身上部は天をあらわし、そこに位置する宝珠は深く佛を信じる魂そのものである。 高さは力、そして希望であり、シンメトリー(左右対称)は安定と荘厳さである。天に向かうパゴダを8枚の蓮弁がしっかりと支えている。