松本市四賀 化石館
長野県松本市七嵐85番地1

四賀地区一帯には、別所層や青木層などの、新生代第三紀の化石を多く含む地層が広く分布しています。 昭和61年、保福寺川川岸の露頭で、小学生によって偶然発見された化石が、環太平洋でも2例しかないマッコウクジラの全身骨格であることが分かり、 大発見となりました。この化石を含め魚類、植物などの化石を展示している


全長5.5mのマッコウクジラの化石と天井から吊るされた全長8.4mのミンククジラの骨格標本が圧倒的な迫力で迎えてくれる




世界各地の化石や動物標本に出会うことができる

   
松本市東北部の四賀地区一帯には新生代第三紀の化石を多く含む地層が広く分布し、長野県内でも有数の化石産出地のひとつとして知られる

 




1986年(昭和61)に反町の保福寺川川岸の露頭で小学生によって偶然にも掘り出された化石は、
1988年(昭和63)の発掘の結果マッコウクジラの全身骨格であることがわかり、


環太平洋でも2例しかない大発見となった
旧四賀村ではこの化石を含めて、村内から採集されたクジラや魚類、植物などの化石を収蔵・展示する目的で、平成元年(1989)に化石館を開設しました。

  



  

 



 



  

  
 四賀地区の堂平で、約1000万年前の中新世中期の地層から発見された化石 

 大型の鰭脚類(ききゃくるい=アシカやセイウチなど脚がヒレのようになっている哺乳類)のものであると考えられる、具体的な動物の種類等については特定されていない。  長さ約43cm、最大厚9cm、全体の3分の1程度が欠けていると考えられるため、全長は約70cmと推定され、 これまでに発見されている陰茎骨の化石では世界最大級のものとされています。