飯縄山 常光寺の石楠花 真言宗
塩尻市上西条 675
5月の中旬頃ホンシャクナゲの花が見ごろを迎える  『しゃくなげ寺』と呼ばれる


寺は真言宗の古刹で応永年間法印恵覚によって中興され、文明4年廃寺となる。寛文9年法印実清が高野山から当地に来山し法流を継ぎ今日にいたる


寺院背後の飯綱山から東に延びる尾根には飯綱権現を祀る祠がある

  
山門前の駐車場よりなだらかな参道を登り、更に石段を登ると立派な本堂が


シャクナゲの咲いている期間中、境内にはいるのに400円かかる

  
約2,000株あるホンシャクナゲは、住職が1970年に買ってきた5株を植えたのがはじまりで、年々増え続け、約5,000平方メートルの敷地内に広がっている


敷地内(裏山)は、急な上り坂と下り坂が続く

  
石楠花の海の中を泳いでいるような雰囲気

  

  
「シャクナゲ寺」として有名だが同時期にツツジも咲き、6、7月にはアジサイも楽しめる「花の寺」

  


石楠花に続きツツジがが見事

  
裏山を回遊して裏庭に

  
次々と花が咲き誇る


手入れの行き届いた裏庭の池と植え込み

   


常光寺の創建は平安時代、熊井郷を開発した際大沢川の水源地付近に薬師如来を祀ったのが始まりと伝えられている


戦国時代になり熊井城が築城されると一本杉の地へ移り、城の鬼門鎮守と城主の祈願所として庇護されますが兵火の為消失、江戸時代に入ってから現在地で再興されろ
寺宝である木造如意輪観音坐像は鎌倉時代中期に制作されたもの像高84.5cm、寄木造り、漆箔、と南北朝時代に書写された経本45巻が塩尻市指定有形文化財に指定されている