フロントのあるガイダンスルームに展示された近在出土の土器
腕は左右に広げられて手などは省略されている、胸は小さくつまみ出されたようにつけられているだけ、 その下に続くお腹とお尻は大きく張り出しており、妊娠した女性の様子をよく表している
「仮面の女神」の顔面は逆三角形の仮面をつけた表現で、細い粘土紐でV字形に描かれているのは眉毛を表現し、 その下には鼻の穴や口が小さな穴で表現されている。 体には渦巻きや同心円、たすきを掛けたような文様が描かれ、足には文様はなく、よく磨かれている。 この土偶は、土器と同じように粘土紐を積み上げて作っているため、 中が空洞になっている。こうした土偶は中空土偶と呼ばれ、大形の土偶によく見られる形態である。
「尖石」 は高さ1.1mの三角錐型の石で、右肩に樋状の溝があり磨かれた跡がある 縄文人が石器を研いだ砥石だろうと思われる、 東方に八ヶ岳の赤岳を祭ったご神体だろうとも言われ、 尖石遺跡の名はこれに由来する