安倍山 阿倍文殊院
                 奈良県桜井市阿倍645   大化元年(645年)に創建された華厳宗の寺院
京都・天橋立の切戸文殊、山形の亀岡文殊と共に日本三大文殊と言われる。
獅子に乗った木彫極彩色の本尊文殊菩薩は快慶の作で、総高7mあり文殊様では日本最大で重要文化財に指定されている。
学問、智恵の授かる仏様として知られる。
平安時代の陰陽師・安倍晴明公の出生寺でもあり、晴明公に因むさまざまな遺跡が数多く残されている。
満開の桜に囲まれた仲麻呂堂(金閣浮御堂)
  
山門から本堂へ

表山門
安倍文殊院の表山門はこれであるが、車による参拝者の増加に伴いここから入山する参拝者は少ない

本 堂      江戸時代 市指定重要文化財
寛文5年(1665)に再建された元安倍寺満願寺の本堂で現在の本堂
 七間四面の入母屋造りの本瓦葺に加え礼堂(舞台付き入母屋造り妻入り、本瓦葺き)が附設しており、
更には本堂奥に附設して昭和四十八年に完成した文殊菩薩を安置する大収蔵庫がある
  
国宝 渡海文殊(とかいもんじゅ) 
本尊文殊菩薩は獅子に乗り4人の脇侍を伴う渡海文殊の姿。鎌倉時代・建仁3年(1203年)に大仏師・快慶によって造立される(【5像全てが国宝)
  
                 資料写真より                                          朱印
智慧明瞭、学業成就のご利益があるとされる、また卯年の守り本尊。卯年に生まれた人々の開運、厄除け、祈願成就を助けるといわれる
左手に剣と右手に経巻を持ち、獅子の上に置かれた蓮華台の上に座るのが一般的です
  
  
堂内には多くの仏像が

弘法大師像
  
伊勢神宮への道標

仲麻呂堂 (金閣浮御堂)
金閣浮御堂 当山出生の安倍仲麻呂公や安倍晴明公など安倍一族をお祭りするため、昭和六十年に、
総金色仕上げの金閣浮御堂が完成堂内には仲麻呂公像、晴明公像、をはじめご本尊に開運弁才天、厄除け守護の九曜星の神々、
方位災難除けの十二天御尊軸が安置されている