薬師如来坐像:飛鳥時代 木造 彩色 像高110.6センチ 重要文化財樟材の一木造 当寺の本尊で頭をまっすぐに起こし、施無畏(せむい)、与願(よがん)の印を結び、二重の宣字形台座の上に懸裳を垂下させて結跏趺坐している。 十一面観音立像:平安時代 木造 彩色 像高360.0センチ 重要文化財 講堂の本尊で、4メートル近い大きなお姿を収蔵庫の中央にご安置され、頭部から台座までを杉の一材から彫り出し、両肩を接ぎつけています 大きな眼、太い眉、厚い唇の力強いお顔には、平安前期の特色がうかがえる、全体に穏やかな作風を示しているところから、10世紀頃のものと考えられる。 虚空蔵菩薩立像:飛鳥時代 木造 彩色 像高175.4センチ 重要文化財 本尊の薬師如来とともに金堂にご安置、寺伝で虚空蔵菩薩とお呼ぶが、左手に水瓶をもち、 右手は屈臂仰掌しているお姿から、観音菩薩と称すべき。 樟の一木造りで、三段葺きの大きな反花の蓮華座の上に、両足をそろえて直立している。