聖ヨハネ大聖堂 Cathedral
聖ヨハネ騎士団の守護聖人である聖ヨハネに捧げられた聖堂
外は質素ですが、内部はゴシック様式で絢爛豪華

貴族階級出身の騎士団は長男以外の団員で構成されており、出身地のヨーロッパ各国から豊富な資金が送られ、 さらに大陸の荘園からの収入、海賊船からの略奪で巨大な財力を有していた。 この財力が大理石の墓など豪華さを可能にしていた。 聖ヨハネ大聖堂の正面はいつも賑わっている 厳かな雰囲気の外観にくらべ、内部の豊かさは想像しがたい


マルタ十字にちなむ 8っつ小礼拝堂(オラトリオ)が左右にある    ヨーロッパで最も美しい教会の一つ


柱、壁面の全部が彫刻で覆われている   時の経つのを忘れて見入ってしまう (見学時間が短い・・・)


天井画は17世紀のフレスコ画でヨハネの生涯が描かれている (画像クイックで拡大可)


騎士団ごと(マルタ騎士団は各言語ごとに分けられていました)の小さな礼拝堂になっている
それぞれ工夫が凝らされており見ていてとても楽しい


祭壇前より 豪華さに圧倒される

 
床面は400個にも及ぶ騎士団員であった貴族階級のもの達の墓石を利用している。大理石に名前と家紋が記されたものが張られている
  大理石の採れないマルタは、黒をベルギー、赤をポルトガル、緑と白はイタリアから輸入して補修している



聖ヨハネ大聖堂美術館
聖堂内の一画(小礼拝堂)が美術館として素晴らしい絵画が飾られている


カラヴァッジョの祭壇画「ヨハネの斬首」
サン・ジョヴァンニ(洗礼者ヨハネ)の首が落とされる残忍な場面を描いている


「聖ヒエロニムス」大胆な構図と光と影のコントラストは心を打つ
カラヴァッジョ作