グラナダ (Granada)
スペイン南部のアンダルシア地方にある人気の観光都市
イスラム支配の時代の歴史的建造物が多く残されており、芸術的なイスラム建築を堪能しようと、世界中から大勢の観光客が訪れる

アルハンブラ宮殿  世界遺産
アンダルシア州グラナダ県グラナダ市南東の丘の上に位置する城塞・宮殿でイスラム文化が色濃く残っている
美しい幾何学模様で装飾されたイスラム建築
ナスル宮殿

         高台にある宮殿に向かう                             (レコンキスタによりカトリックのスペインになった後の建物)   カルロス5世宮殿の外側、入場口へ         

    レコンキスタ 【スペイン Reconquista】 イスラム教徒に占領されたイベリア半島をキリスト教徒の手に奪回する運動。 711年のイスラム侵入後から,1492年のグラナダ開城まで続いた。この過程でポルトガル・スペイン両国家が成立した。国土回復運動。

  
 カルロス5世宮殿内側(360度円柱が並ぶ)                  外壁にロッカー?でしょうか・・・大きい
スペイン国王カルロス5世がグラナダをスペイン帝国の首都に使用と建設を始めたが(1526年)資金難のため中断され屋根が着いたのは18世紀になってから

ナスル朝宮殿 14世紀に造られたナスル朝宮殿は、世界的にアルハンブラ宮殿の名前で知られており、細やかな装飾は格別の美しさ ユースフ1世とムハンマド5世はアルハンブラ宮殿の建設、改修、装飾に最も携わった王

 
ナスル宮殿の見学は時間帯予約が必要とのこと、ツアーだとスケジュールに組まれているので安心

  
最も重要なスポットといえるのは「ナスル朝宮殿」で、柱、天井、壁と一面も彫刻、天井は木材・・・・素晴らしい


黄金の間の中庭  アルハンブラは、「水の王宮」とも呼ばれ、至る所に噴水(水盤)や池がある

  
王宮のどの部屋にも壁、天井すべてに装飾が施され、その精巧さには驚嘆する     内部を埋め尽くす幾何学模様(アラベスク模様)は繊細にして優美   
(画像クイックで壁面拡大画像)



アラヤネスの中庭
この中庭は、外国の使節や要人たちが王の謁見を待つ場所でもあり、大使たちのレセプションが開かれた場所
  
池の向こうに南柱廊(画像クイックで壁面拡大可)                           反対側に北柱廊
池の水に映る柱廊、簡素で荘厳な雰囲気を醸し出している  砂漠の民(イスラム)の水に対する思いが伝わってくる
池は34m×7,1mの縦長で、池の両側に備え付けられた二つの大理石の噴水のおかげで豊富な水に溢れている

  
側面の建物は女性たちの住居として使われていた            一階には様々な部屋につながっていた扉がいくつもある              短辺は立方体の柱頭が付いた柱のある柱廊になっている
中央のアーチは他の六つのアーチより大きく、植物をモチーフにした浮き彫り装飾と鍾乳石飾りの柱頭で飾られています



ライオンの中庭の噴水
アルハンブラ宮殿で最も有名なライオンの中庭

この中庭は王族の私的な居住空間で、ライオンの噴水を囲んで花に埋め尽くされていたとのこと
彫刻は10世紀末から11世紀初頭に彫られたものとされている(画像クイックで拡大)


丸い水盤の土台の周りに、12頭のライオンの像が外側を向いてぐるりと立ち並んでいる
ライオン像の口からも水が出て、水時計としての役割があった   1時には1頭、2時には2頭の口から水が出るといった具合

 
ライオンの中庭は、長辺が28m、短辺が16mの長方形の庭で、四方を建物が囲んでおり、庭と建物との間は回廊になっている
10世紀末から11世紀初頭に彫られた
回廊から庭を眺めると、林立している白い柱によって、森の木立の中にいるように感じられる

  
アルハンブラ宮殿の見学が終わり、隣接のヘネラリフェ庭園に向かう

歩道は、伝統的なグラナダの様式のモザイク歩道であり、白色の石は、グラナダを流れるダーロ川から集められ、 黒色の石は、グアダルキビール川の上流の支流の川から集められた



ヘネラリフェ庭園  世界遺産
アルハンブラ宮殿から沢を挟んだ北側の丘に造られたグラナダ王の別邸の庭園で、素朴で繊細!癒しのスペイン・イスラム様式

  
庭園に向かう道にはアルハンブラ宮殿外壁と旧建造物が残っている


入口に向かう道  庭園と通路を隔てる壁と植木



アセキアの中庭
 
離宮の中心でスペイン・イスラム庭園の見本と言える、細長い池を囲むように花壇、噴水、柱廊が設けられている (画像クイックで拡大可)
細長い池の周りには数々の花が咲き乱れ、噴水の水しぶきが涼しさを誘う
アセキアの中庭は、アンダルシア地方におけるイスラーム建築において、もっとも保存の状態が良いものの1つである。



糸杉の中庭
中庭の名前は中庭にある古い糸杉に因んでいる
  
水と緑で構成された夏の別荘 構成の巧みさに驚かされる  (画像クイックで拡大可)

糸杉の中庭の中央にはアラヤネスの生け垣に囲まれた池があり, その池の真ん中にはさらに石の噴水のある小さな池がある。この中庭の名前は中庭にある古い糸杉に因んでいます。

  
               帰路中庭を見下ろす       随所に涼しさを得るための工夫がなされている                     

  
周辺の通路は緑が多い


ジプシーの住居
  
宮殿北側の丘にジプシーが住んでいた洞穴住居がいくつも見られる      居住が認められたので多くのジプシーが住んでいたとのこと