ロレイ Lo Lei
ヒンドゥー教(シヴァ派)

893年にヤショバルマン一世によりロリュオス川より水を引き大貯水池の中に建てられたが
現在は水は涸れてない。この建物の特徴は従来は石で築いていたのを煉瓦を使って
四塔の祠堂を造り、真中には十字に引かれた樋があり、中央にはリンガ(シバ神の象徴)
があり、四方に聖水を流す様になっていた。

緑の樹々に包まれた静かな広場の中にロレイ遺跡が建っている (画像クイックで拡大可) 当初は祠堂が6基で計画されたが現在は4基だけ残る ロレイ祠堂の樋の交差点に配されたリンガ リンガの上に聖水を注ぐと、四方に流れ出す仕組みになっている。これは クメールの農業を支える原点であった治水技術を象徴している。    微笑みを浮かべるデバダー 煉瓦がかなり風化していているが、要所に綺麗な彫刻を施した砂岩が組みこまれている。 内部壁面に残る創建時の碑文 (未解読とのこと) 遺跡の脇には古い寺院と新しく建てられた寺院がある 寺院の庫裡と果樹園 新しい寺院