プレループ Pre Rup
ヒンドゥー教(シヴァ派)

東メボンと同じラージェンドラヴァルマン2世によって建てられた。 プレ=turn change ループ=bodyという事で体を変化させるという意味を持ち火葬の儀式に由来している。 死者を茶昆に付した石槽がおかれ、火葬後に骨を洗った所も残っている 都がコー・ケーからアンコールに戻って最初に作られた国家寺院


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プレ・ループは,東メボンと同様な造りであり,規模は比較的大きい.
3層の基壇上に5つの祠堂が並んでいる、正確には3段目の四方に4基の祠堂が立ち
中央にさらに2段の基壇、その上に中央祠堂が建てられている


中央テラスの真中に石槽があり,この石槽の中で死者を荼毘に付し,
その灰の上に死者を形どった線と死者がうつ伏せになった線を描く儀式が行われたと伝えられている.

  
           央祠堂への急な階段          祠壇の上部からの眺めは非常に良くジャングルを遠くまで見通せる
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中央祠堂より下の段の祠堂を見る


祠堂の破風には細かなデザインの彫り物が


死者を茶昆に付した石槽を別方向より見る
プレ・ループとは “身体を裏返す” という意味があり,この儀式のことを “プレ・ループ” と呼んでいた.


東メボンの南1.5kmにあるピラミット式の寺院
3層の基壇のある中央の周りに多くの経堂、倉庫、小祠堂が配置されている

水田の広がる平坦な風景の中では、赤茶けたピラミッド型の巨大な寺院の上に いくつものレンガの塔が立ち並んでいる景観は遠くからもよく見え、強い印象を与える