冠岩奇景(鍾乳洞)
漓江を下る途中に左岸に巨大な鍾乳洞があり、胴内が観光出来る

桂林周辺はカルスト地形に覆われており、周辺身は多くの鍾乳洞が存在する。
漓江を下る途中に見られる巨大な鍾乳洞 「冠岩水洞口」 を探索し、驚きの地形を堪能する。

カルスト地形のできるまで
 桂林は3億年前は海の底であり、そのころ石灰質を多く含んだ物質が少しずつ海底に堆積し、2億4千万年前頃から海底が隆起し陸地になった。
石灰岩は比較的硬い岩石だが、二酸化炭素(炭酸ガス)を含んだ雨水には簡単に溶けてしまう。
二酸化炭素を含んだ雨水が、石灰岩の地表を流れ溶かす作用を「溶食」という。

6400万年前頃には桂林は熱帯であり高温で湿潤な気候の中植物がよく茂り、
植物から放出される二酸化炭素を多量に含んだ雨水が、石灰岩層を急速に溶食しました。
溶食された石灰岩層には無数の溝や鍾乳洞ができ、陥没や侵食に、地殻変動による褶曲や断層も加わり長い年月を経て円錐状の峰が残るようになった。
200万年前頃、地殻は隆起し続け、それとともに、陸地が削られて低下する限度である侵食基準面がさらに低下し溶食作用を続いていった。


漓江左岸に口を開けた巨大な鍾乳洞 地底から川が流れ出ている

  
鍾乳洞内部は整備され歩道も完備し、カラー照明に照らされ幻想的な空間が続いている


胴内の割れ目には橋が架かり歩きやすい道が付いている 照明により岩が美しく輝いている

 
動物に似た岩は動物園のように、水たまりは池のように(中の亀は人工物)

 
 洞内の広い空間には、少数民族の娘さん達が来場した観光客のために歓迎のコーラスを・・・           岩のテラスでは民族舞踊を踊ってくれる       

    
七色の光に照らされた巨大な鍾乳石や石筍が圧倒的な迫力で展開する

  
広い洞内にはトロッコ列車が走る  何台も繋がる客車に客が多いのがわかる

   
地底湖には舟が  観光客が多く次から次へと奇岩の並ぶ暗い胴内に消えてゆく


真っ暗な地底湖の鍾乳石の間を舟が行く

  
地底に巨大な滝が轟音を立て真っ白な水しぶきを上げ流れ落ちる水に見入るだけ!!


洞窟から地上に・・・ 見てきた巨大な鍾乳洞がこの景色の地下に広がっていると思うと・・・・

  
船付場の対岸には奇峰が連なる    

  
竹で出来た渡し船舟で川下り船の船着き場まで                               訪問記念に一枚


漓江下り観光船に乗り換えさらに川を下る