コリントス遺跡 と 博物館 Korinthos
古代ギリシアにおいてコリントスは、アテナイやスパルタと並ぶ主要な都市国家(ポリス)のひとつであlった
紀元前8世紀頃にドリス人のポリス(都市国家)が成立。交通の要地であるコリント地峡を擁し、商工業都市として発展した。
紀元前2世紀頃に衰退したが、古代ローマ時代に属州の州都として再び繁栄し現存するのは殆どローマ期のもの
アポロンの神殿
つなぎのない一本柱でBC6世紀に建てられたもの、木造神殿から石造に変わった初期のもの
太さも高さも堂々としている
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遺跡の南西にそびえるアクロコリントス山 山腹にローマやビザンチン時代の
要塞があり、山頂にはアフロディテ神殿跡がある(最盛期には娼館がたくさんあったとのこと)
コリントス町並み ピレーネの泉と貯水池
ローマ時代の建物が残る泉、現在もきれいな水が湧きだしている (水の音が聞こえる)
ローマ時代のトイレ 溝には水が流れ、すでに水洗式!!
素晴らしい遺跡をバックに・・・
コリントス考古学博物館
古代コリントの遺跡から出土した品々が展示されている、コリントス遺跡の敷地内にあるこじんまりした博物館
遺跡・博物館入り口 後ろはアクロコリントス山
この遺跡及びこの地方から出土したローマ期ごろまでの品が展示されているコリントス遺跡博物館
入り口に近くのヘラの神殿の3本の巨大なドーリア式の柱
古代ギリシャ、コリントスでオクタヴィア寺院の遺跡
この地で作られたコリントス式の黒絵式壺絵(陶器)
壺には動物や空想の怪獣、植物などの図柄が描かれている
「コリントスの壺」は有名で、この地が世界とつながっていた証として
各地で発掘されている
ローマ時代の華美な意匠 アルカイックスマイルの彫像
(画像クイックで拡大可)
右のスフィンクス像は、紀元前六世紀(前560-550年)のスフィンクスで、こうしたスフィンクス像は、墓の目印として使われたため、葬送用スフィンクスなどと呼ばれることもある
ローマ時代のヴィラから発見された床モザイク 二世紀後半から三世紀のもの
正方形の四隅にはカンタロスと呼ばれる形の容器と蔦が、中央には頭に蔦と果物をつけたディオニュソス神が描かれている。
戦いの時にかぶった面 別室への入口の頭上に
ギリシャ時代のものもわずかあるが、大部分はローマ時代の彫刻である
柱の様式の展示
ドーリア式、イオニア式、コリント式と時代が変わるについて変化していくのが明確にわかるようになっている
ローマ時代のコリント式の注頭の飾りも何種類も展示されているが、やはりローマ時代となると華美な意匠となっていく
溝が彫られた細身の柱身と、アカンサスの葉が象られた装飾的な柱頭を特徴とする
コリント様式が誕生した地がここ