泉谷山 浄光明寺 (真言宗泉涌寺派)
鎌倉市扇が谷2−12−1

六代執権北条長時が創建、後醍醐天皇の勅願所となった名刹。

北条氏や足利氏とゆかりの深い寺院で、足利尊氏は後醍醐天皇に対し挙兵する直前、当寺に籠っていたと伝える
  
足利尊氏が1335年(建武2年)、朝廷に対して反抗する意志がないことを示すためにここに籠もったといわれまた、
後醍醐天皇に対し挙兵する決意を固めたとも言われている


山門から境内を見る
山門を入ると右に不動堂、、左に客殿・庫裡、石段を登って本堂(阿弥陀堂)・開山堂、
そして、鎌倉の代表的仏像である阿弥陀三尊像(あみださんぞんぞう)と地蔵菩薩像を安置する収蔵庫がある

  
本堂裏手、狭い階段を上った先の山上には岩壁をうがった「やぐら」があり、内部に石造地蔵菩薩坐像(通称網引地蔵)が安置されている
そこからさらに登ったところには国の史跡に指定されている冷泉為相(れいぜいためすけ、鎌倉時代の歌人)の墓がある

  
本尊   阿弥陀三尊
阿弥陀三尊像は鎌倉時代後期正安元年(1299)の作で素晴らしい仏であり、中世鎌倉地方彫刻の代表的作例 (重文)

  
鐘楼                               仏殿


境内は、谷戸を雛壇状に造成した中世寺院の景観がよく保存されている
夕方その上雨で境内はひっそり  お参りして朱印を頂いただけで境内を回る時間なし