下北半島

脇 野 沢 港(むつ市)

旧脇野沢村で最も活気があふれている港。夜明けとともに威勢よく出漁する漁船の勇ましい姿が行き交う下北半島西の玄関口である。 青森、佐井方面より高速旅客船が行き交い、津軽半島、蟹田からはカーフェリーも入港する。 港の一角には流通センターというちょっとオシャレな建物があり、バス、船の待合所、観光案内所になっている。 港公園も整備され、さわやかな汐風を浴びながらの散歩も爽快である。

  
港に隣接した公園の「龍」のオブジェと岸壁

脇野沢港より佐井港まで (佐井港着) 途中に仏ヶ浦

高速旅客船「ほくと」 90トン 航海速度25ノット



仏 ヶ 浦
青森県下北郡佐井村 名勝・天然記念物
脇野沢港から下北西海岸を北上し、仏ヶ浦まで45分、恐山と並ぶ下北観光のメッカ。
津軽海峡に面した海岸線に白緑色の凝灰岩の奇石が約2kmに渡って連なっている。
垂直に切り立った巨岩は、そのスケールに圧倒される。

(画像クイックで拡大可)


風雪厳しい津軽海峡の荒波が削り上げた大自然の造形、仏ヶ浦は冬の厳しい姿と夏の穏やかな姿の両方を持っている

2キロに及ぶ奇岩の連なりは、見るものの心に様々な造形を結んでくれます。 如来の首・五百羅漢・一ツ仏・親子岩・十三仏・観音岩・天竜岩・蓮華岩・地蔵堂・極楽浜などの名称がつけられその総称が仏ヶ浦



五百羅漢
下北半島の霊山である恐山には行った修験者は、縫道や石山などの狭岩を踏み分けてこの海岸に到着し、ここを最後の修験場とした。



大 間 崎

津軽海峡をはさんで北海道と相対する本州最北端岬。北緯41度33分、東経140度58分に位置し、 北海道の汐首岬までは17.5kmしか離れておらず、眼前に迫る北海道を眺めると、本州最北の地を実感できる。

 
「ここ本州最北端の地」と刻まれた記念碑の前に立つと、限りなく郷愁を誘う
函館の汐首岬までわずか17.5km、マグロの一本釣りで全国に名を馳せている


大間崎(本州最北端)に建つ巨大マグロと力強い漁師の腕  遠方は北海道


沖合600mの弁天島には高さ37mの大間崎灯台が、遠方は北海道渡島連峰

 
岬のお土産店 昆布を初め様々な海産物 と 各種貝殻(日本産ではない物まで並んでいる)



恐  山
下北半島の中心部に位置する恐山。死者の御霊を呼び、口寄せを行うイタコが来る霊場としても有名

日本三大霊山(恐山、高野山、比叡山)、日本三大霊場(恐山、白山、立山)、 日本三大霊地(恐山、立山、川原毛)の一つで、862年に慈覚大師 が開山したと言われています。 立ちこめる硫黄臭と荒涼とした風景はまさに異空間、地獄と極楽を垣間見れます
恐山は、カルデラ湖である宇曽利湖(うそりこ)を中心とした外輪山の総称である。 外輪山は釜臥山、大尽山、小尽山、北国山、屏風山、剣の山、地蔵山、鶏頭山の八峰。 「恐山」という名称の単独峰はない。 火山岩に覆われた「地獄」と呼ばれる風景と、美しい宇曽利湖の「極楽浜」との対比が特徴である。 寺名は恐山菩提寺、本坊はむつ市田名部にある曹洞宗円通寺である。本尊は延命地蔵菩薩。 開山は慈覚大師円仁による。


山門    総門(入口の門)を入ると両側には永代常夜灯が並ぶ

 
入口近くの川「三途の川」に架かる太鼓橋                  本堂(供養の道場)
悪人には、この橋が針の山に見えて、渡れないと言われる                             


入口駐車場に建つ六大地蔵

 
本尊安置地蔵堂(祈願、祈祷の道場) 外観と内部


慈覚太子堂


八角円堂へ続く道
火山ガスを噴出する岩肌の一帯は地獄に、湖をとりまく白砂の浜は極楽になぞられている


八角円堂


宇曽利湖と極楽浜


火山ガスの噴気口が随所に見られる、硫化水素臭が鼻を突く


高村光太郎記念館
 
光太郎が当時住んでいた小屋(小屋を被って山荘が建つ) 小屋内部の様子(山荘の窓越し)


高村記念館 光太郎縁の品が展示されている


瑞巌寺五大堂
五大堂はその昔、慈覚大師が五大明王をまつり五大堂と名付け 今の堂は伊達政宗が創建

 

  坂上田村麻呂が東征の折に、この地の風景に見せられてお堂を建て、その後慈覚大師が瑞巌寺(当時は延福寺)
  開基のときに、このお堂に五大明王像を安置してから五大堂と言われてきた
  今の五大堂は、1604年に改築されたもの


堂の軒下に見られる12支の彫り物
彫り物は太陽の方向と同期していてその時点の時刻を表す


仙台鐘崎 七夕・笹かまぼこ
 
昼食、七夕、笹かまぼこ すべてが見られ、食べられる観光所 お土産も・・・

津軽半島