所沢航空発祥記念館
埼玉県所沢市並木1丁目

「日本の航空発祥の地」と呼ばれる場所で、航空をテーマとして航空機の歴史、文化、技術を総合的に展示している

  
格納庫をイメージした館内には国産初の軍用機のレプリカや実物の航空機のほか設計図、部品の展示や、
飛行機が飛ぶ原理を映像や実験装置を使って紹介するコーナー、管制塔の役割を紹介するコーナー、セスナ機やヘリコプターなどの数種類のシミュレータ、大型映像館も併設している



 
入場券                                     インターネット割引券(HPよりコピー)

  
記念館入り口


エントランスホール天井には所沢の空を初めて飛んだ飛行機が    「会式一号飛行機」。1911年(明治44年)の日本製
翼幅:11.00m  全長:11.00m  自重:450kg  全備重量:550kg  最大速度:72km/h  航続時間:3時間   乗員:1名

  
機体・エンジンとも復元レプリカ      エンジンは グノームの 空冷回転星型7気筒(50馬力)
正式名称は「臨時軍用気球研究会式一号機」で、一般には「会式一号」の略称、または当時は「徳川式」の名で広く知られた。この機体は軍用機としては、初の国産機

ロータリーエンジンとは、機体に固定されたクランクシャフトを中心にエンジン本体がプロペラと一緒に回転する星型エンジン 初期(1908-1918年頃)の飛行機に用いられた。ロータリー・レシプロエンジンあるいは回転式エンジンとも呼ばれる   実物画像はこちら 1階展示館  滑走路・駐機場 −実機展示− ノースアメリカン T−6G 中等練習機  1934年(昭和9年)に設計 エンジン:プラット&ホイットニー R−1340−AN−1 (600馬力)

  
頑丈で信頼度が高い中等練習機、世界中の国で使用される
翼幅:12.81m  全長:8.84m  自重:1,883kg  全備重量:2,404kg  最大速度:355km/h  航続距離:1,205時間   乗員:2名

 
シコルスキーH−19ヘリコプタ         頭部にエンジンが搭載されているとは思わなかった・・・
日本ではライセンス生産で自衛隊に66機が導入された。全日空では旅客・貨物輸送用に使われた。自重約2.5ton、ローター直径約16.2m


バートルV-44ヘリコプタ      後部にあるエンジンから長い駆動シャフトが前ローターまで胴体天井を通る

  
アメリカのパイアセキ社(後のバートル社)の大型輸送ヘリコプタ    航空自衛隊に軍用型H-21Bが10機供与された   自重約4.4ton、ローター径約13.4m(×2)


富士T-1B中等練習機         最近のジェット機に比べ機体が大きい(エンジンの出力に比べ)

  
戦後、日本で設計・製造された国産初のジェット量産航空機。T-1A、T-1Bと合わせて66機が生産される
全長約12.1m×全幅約10.5m、総重量約4.2ton。初飛行は1958年で、1960年から1963年迄に20機が生産される

   
                    2Fよりの俯瞰                                     後部よりエンジンを取り去った胴内を見る             

  
セスナ310 グランドクルーザー の分解展示

  
一式陸上攻撃機に搭載      厚木基地の地中より発掘されたもの


ニューポール81E2 (レプリカ) フランスのニューポール社製  1926年(大正15年)に民間飛行家:岩田正夫が飛行したもの
戦闘機ではないが、WW1のニューポール戦闘機とほぼ同じシリーズである

  
エンジンは空冷式回転星型「ル・ローヌ」で、プロペラと共にエンジン全体が回転する。80HPエンジン9気筒

所沢陸軍飛行学校設立以来、フランス航空教育団の教材として使われた。フランスから輸入したが、後には日本でもライセンス生産された。 埼玉県出身の操縦士 岩田正夫氏が、当時のフランスから個人輸入したという機体の物で、 大正15年郷土訪問飛行で埼玉県比企郡都幾川村を訪れた際、破損しそのまま村へ寄贈されたもの。    九一式戦闘機胴体部                 九一式戦闘機は1931年(昭和6年)に正式化された中島飛行機による高翼単葉機 写真の機体は高張力鋼骨格にアルミ合金外皮、また翼などで布も使われた木金混製布張り構造であった。 1932年より1935年頃の日本陸軍の主力戦闘機 (資料より) 実物資料として重要航空遺産第一号に指定されている 全長: 7.27m  全幅: 11.00 m  主翼面積: 20.0m2  自重: 1075 kg  全備重量: 1530 kg 動力: 中島ジュピター7型星型9気筒 空冷レシプロエンジン  出力: 520HP   川崎KAL-II                                  ビーチゥラフトT-34メンター     パイパー L-21                      ウルトラライトプレーン   霧ヶ峰式はとK-14型グライダー                               所沢メモリアルギャラリー      日本の航空史を築いた所沢 レーダーをはじめ、実際に使われた管制装置や航空管制の役割を紹介    2Fからの眺め 天井から吊された各種機体 前庭に展示されているC-46輸送機は塗装作業中 C-46中型輸送機は、米軍から供与され、航空自衛隊で1955年から47機が装備された。自重約13.6ton、全長23.3m×全幅32.9m


「航空発祥の地」の碑  C-46の前に

かかみがはら航空宇宙科学博物館