鳥取砂丘・白兎海岸
はわい
米子から鳥取までの国道9号線沿いの風景

日本海に面した倉吉平野  道の駅「はわい」より望む


道の駅「はわい」より望む東郷湖  湖の中の建物が「はわい温泉」


白兎海岸
神話「因幡の白兎」の舞台となった白兎海岸は、白砂の浜が続く美しい海岸



天然記念物の「ハマナス」の自生南限地
ワニの背中に似た島が沖に浮かび、神話の世界が思い起こされる


きれいな砂浜は、海水浴場としても人気がある
9月中旬だというのに若者には未だ夏なのだ!!

因幡の白ウサギ
 昔々、気多の岬に一匹の白ウサギが住んでいました。
 ある日、大洪水が起き、白ウサギは沖の島へ流されてしまい困っていました。
 そんな時、ワニザメと出会いました。
 白ウサギは、ワニザメを騙して向こう岸に戻ろうと思い
 「ワニザメさん、君達の仲間と我々の仲間と、どっちが多いか比べてみようよ」
 と言って、向こう岸まで並ばせ
 「一匹、二匹、三匹・・・」
 と、数えながらワニザメの背をぴょんぴょんと渡って行きました。
 もう少しで岸に着くという頃、白ウサギはつい
 「君達は騙されたのさ」
 と言ってしまい、怒ったワニザメは、白ウサギの毛をむしって丸裸にしてしまいました。
 丸裸の白ウサギが砂浜で泣いていると、大勢の神様が通りがかり
 「海水でその身を洗い、風に当たってよく乾かし、高い山の頂上で伏せていなさい」
 と言いました。白ウサギは言われた通りにしましたが、ますますひどくなるばかりでした。
 白ウサギが泣いていると、大きな袋を担いだ大国主の命が通りかかり
 「河口に行って真水でその身を洗い、蒲の穂をつけなさい」
 と言いました。その通りにすると、どんどん元の白毛に戻りました。
 白ウサギはとても喜び、お礼に美しい八上姫(やがみひめ)の所に大国主の命をお連れしましたとさ。 



鳥取砂丘


東西16km、南北2.4km、東は駟馳[しち]山から西は気多[けた]岬に至るまで続く。
千代[せんだい]川の流砂と大山の火山灰と風とが作り上げた砂の丘だ。


高台の馬の背に向かう人々が蟻の行列のよう
ゆるやかな起伏や47mを越す丘、40mも窪んだ通称「すりばち」や、風速5〜6mの風が形成する
「風紋」[ふうもん]、流れ落ちる砂が形成する「風簾」[ふうれん]
など自然の造形は見飽きることがない。


砂丘の歩き方五カ条 
 一、一度は素足であるくべし
 一、馬の背は必ず登り切るべし
 一、風紋と漁り火もみるべし
 一、かるくスキップなんかもするべし
 一、砂は砂丘だけで感じ、持ち帰りはやめるべし  


駱駝に乗って月の砂漠を・・・・の気分でしょうか?


風が作り出す芸術、風紋     皆さん知らずに歩いている・・


乗車賃千円を値切って700円で、僅か数分の乗車でした
次回は決して乗らないでしょう・・・


私たちを乗せてくれたゴン太君

  
岩に刻まれた砂丘の標識と砂で出来たモニュメント