第十九番札所 小菅山
菩提院
(こすげざんぼだいいん)
飯山市瑞穂小菅
木島平村から野沢温泉に向かう道の近くにある北竜湖近く、小菅集落の東山裾にある。
坂上田村麻呂が本堂を再建したとか堂塔を整備したとかの話が伝わっている。
いずれにしても信濃と越後の県境に在ったこの寺は、南北朝の時代から戦国武将の
領地争奪戦の拠点となり栄枯衰勢も激しかった様である。
御詠歌 小菅寺 南を見ればあずまやの 誓いを頼み願ふ後の世
ご本尊 馬頭観世音菩薩 片足立膝の珍しい像
立派な杉の木に囲まれた観音堂
加賀百万石の前田公が参拝された折り、娘を見初め腰元にし、やがて懐妊し安産したので、
そのお礼に大般若経を寄進した。それからは縁遠い人でも参拝すれば
良縁に恵まれるとのことで、女性の参拝社が多くなったとのこと。
杉木立の参道を1.3キロ以上登った先に奥院があり狩野法眼の筆になるという白黒馬の絵があるとのこと
観音堂裏手にある茶所(浅葉野庵)で茶とお団子をいただく
小菅山元隆寺講堂 講堂前広場がパーキング
観世音菩薩像 阿弥陀如来座像 勢至菩薩