第三十三番札所 宝珠山高山寺(ほうじゅさんこうざんじ)
長野市小川稲丘

信州百名山の一つ虫倉山の山麓を通る戸隠から小川に抜ける県道沿にある。 寺伝に依ると大同3年(808)に坂上田村麻呂が観音堂を創建したと言われ、建久6年(1195)に源頼朝が三重の塔を建てたと言われ、 江戸中期に再建され、現在は県指定の重要文化財として立派な姿を残している。

御詠歌  高くとも 安く登れよ寺坂を 九品浄土へ参る身なれば

 
高山寺門柱と仁王門

  
真っ赤な仁王様




 
信濃三十三観音霊場第三十三番札所満願の寺
本堂横を通り観音堂へ

 
ご本尊 聖観音菩薩  秘仏のため非公開

 
陣内には「札の上り寺」だけあつて虫倉山に篭って修行した木食上人が彫った
千躰の観音像や西国・坂東・秩父の百観音、信濃33観音像などを描いた奉納額が祀られている


観音堂裏側に並ぶ秩父の観音像

 
堂の周りを3周し、結願お礼を!!

 
寺本堂と内陣にて住職の講話を聞くツアー参加者


本尊

    
長野県指定重要文化財の三重の塔                




仁王門と三十三番札所の石柱が


本堂、仁王門、鐘楼門、寺務所、諸堂宇が建ち、多くの石仏が祀られ、
結願(けちがん)寺の風格を漂わせている



観音堂裏の畑で蕎麦の実を脱穀する小母さん

信濃三十三霊場の開設は約四百年前、善光寺住職、高山寺住職、 保科村清水寺住職らによって創始されたといわれている