第九番札所 蓑堂山蓑堂(みのどう)(べべ出し観音)
須坂市米子寺内

須坂市内より米子不動の寺や滝に向かう途中通過する「みのどうトンネル」を
抜け振り返ると、右手の切り立った岩山の上に観音堂が見える。
お堂には細く急坂な岩場で危険のうえ、地震で観音堂が傾き登ることが出来ない。



蓑堂の観音を祀る樋口宅

ご本尊は観音堂世話人宅に移され、宅の廊下で間近に参拝出来る。
  
御詠歌  井の上や よなよな来たる蓑堂 雨は降るとも身をばぬらさじ
ご本尊 十一面観世音菩薩
 

庭先の廊下に出された観音像を参拝
昔は盛大に祭事を行っていたが、祭事で無人の村が火災に遭いすべて灰になってしまい、
以来観音さまはお祭りが嫌いということになり、以後は一切行われない。


奇岩上の観音堂を望遠を使って撮影
山頂の観音堂には急な岩場をよじ登るため、先に登った女性の”べべ”が下から
丸見えになるとというので「べべ出し観音」と呼ばれた。