経 堂 国の重要文化財に指定

経堂の中には、輪蔵というものがあり、それをくるくる回すことで、お経を唱えたのと同じ効果があるという

経蔵は宝暦5年(1755)に造り始め、同9年(1757)に完成した歴史ある建物であり、宝形造りで正面、奥行きともに15.4メートルの正方形の建物


内部は石敷きで、中央に八角の輪蔵がある

   
扉が開けられるのは正月やお盆、彼岸に限られる


経蔵の前には輪廻塔が
輪廻塔には「南無阿弥陀仏」の文字が刻んだ石車がついており、これを回すことで功徳を積むことができると言われる


経蔵の中には、輪蔵のほかにも伝教大師や慈覚大師像、中国で輪蔵を発明した傳大士像、釈迦三尊像、如意輪観音などが安置されている


八角の輪蔵中には仏教経典を網羅した『一切経』が収められている
輪蔵に付属している腕木を押し回すことでこの『一切経』を全て読んだことと同じ功徳が得られるといわれている

 

工事は来年8月に終わる予定で、同10月ごろには参拝が再開される見通し