大 室 古 墳 群 国指定史跡
長野市松代町大室310

古墳群は奇妙山の北西斜面に群集する古墳群で、三つの尾根上の「北山」「霞城」「金井山」と二つの谷筋の「大室谷」と「北谷」の五つの支群に別れる。
平成9年に、大室谷支群の主要部分が国史跡に指定され、史跡入口部より山頂に向けて七つのゾーンに別け保存整備された。

合掌形石室    代表的な合掌形石室(板石を屋根型に組み合わせて天井としたもの)


最も規模の大きい大室谷支群が史跡指定地となっている  パーキングと展示館(上の段)

  



 
大室谷支群の古墳群の分布を立体的に表示


大室古墳群に関する情報を、パネル・模型・ビデオなどで案内する施設




古墳群の情報が公開されている

  


エントラスゾーン
・楽しみながら学ぶ場  ・古墳群全体のガイダンス

今回はエントランスゾーンの一部をまわる  マップ拡大可

235号墳

235号墳 驚きの石積み技術

約500基の古墳の中には、盛り土をした盛土墳(前方後円墳など)や土石混交合墳もあるが、八割近くが小石を積み上げて墳丘とした渡来人墓制である積石塚で、 「合掌形石室」という特殊な埋葬施設となっている。 他に類例の少ない遺跡として1997年(平成9年)7月28日に国の史跡に指定された。 この形は全国に40例、そのうち25例がこの古墳群に集中している。


墳丘の半分が失われ、通常は見えない横穴式石室の裏側が露出していた古墳

  


  
近代以降に段々畑が造られ、石垣の中に古墳が取り込まれている

33号墳
  



32号墳
  



31号墳
  
石室の中に入ることが出来る

238号墳

発掘で見つかった横穴式石室を盛り土で保護し、表面には石を混ぜ込んで土石混合墳を再現



239号墳

円墳(直径15m) 横穴式石室(無袖形) 6世紀後半

  
上円下方墳や方墳と思われたが発掘調査により円墳と判定される、横穴式石室が残っている





240号墳


  
巨石を使った墳丘の土留め石列を発掘されたままの姿で見ることができる。正面から古墳を眺めると、前半分を切り取ったかのよう

241号墳


242号墳

墳丘の半分が失われ小さな横穴式石室が露出している。古墳を保護する盛り土の上にさらに石をかぶせ、墳丘を再現

27号墳


29号墳


26号墳

円墳(直径14m) 横穴式石室 7世紀前半


天井石が落ち込込むように残る。墳石を復元し墳丘上に立ち入れるようにし、上から石室が観察できる

  

ハ号墳

円墳(直径8m) 横穴式石室 7世紀


小型の古墳  土石混合墳 改変され原型をどどめず    復元は行わず遺構表示のみ

C号墳

円墳(直径8m) 横穴式石室(胴張形 7世紀

  
小型古墳 土石混合形  北西側が削られ原型をとどめず 遺構表示のみ

B号墳

円墳(直径7m) 横穴式石室(胴張形 7世紀

  
石のみで墳丘を構築した積石塚古墳  積石内から小型の横穴式石室が見つかっている  埋め戻し復元

D号墳

円墳(直径約12m) 横穴式石室(胴張形 6世紀後半

  
石のみで墳丘を構築した積石塚古墳  石室はうめもどし積石墳丘を復元

E号墳

地形復元工事を予定していた場所から新たに発見された古墳
畑の下から横穴式床面が検出され、鉄鏃・刀子・耳環などの副葬品の他、人骨も見つかる

A号墳

円墳(規模不明)  横穴式石室(拡張形か)  6世紀後半〜7世紀前半

  
26号墳の本墳の上に一部重なっている  残存状態が悪いため復元は行わず遺構表示のみ


一帯は石垣によって土留めされた階段状の畑地になっていたが、工事によって古墳築造当時の起伏に復元されている

続 く: 復元された古墳