法 隆 寺
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1−1
60年ぶり3度目の訪問、他の寺院を訪問したときの気持ちと違う厳粛な感じ


法隆寺は7世紀に創建され、古代寺院の姿を現在に伝える仏教施設であり、聖徳太子ゆかりの寺院

創建は金堂薬師如来像光背銘、『上宮聖徳法王帝説』から推古15年(607年)とされ、 金堂、五重塔を中心とする西院伽藍と、夢殿を中心とした東院伽藍に分けられる。 境内の広さは約18万7千平方メートルで、西院伽藍は現存する世界最古の木造建築物群である。

西 院 伽 藍
  
南からの参道 約200mの松並木                             下馬も石碑と史跡法隆寺境内の案内                                 総門・南大門     
飛鳥時代の建築物を多くの残す法隆寺では珍しく、南大門は室町時代、1438年(永享10年)の建造


修理中門が大きな覆いにおおわれている



 
西院伽藍の入り口として現れるのが、法隆寺の中門     修理中の中門 拝観出来ずで残念


回廊西隅に参拝入口      参拝料 ¥1,500

  
一般拝観券 ¥1,500                                    パンフレット

  


五重塔と金堂が並んで見える回廊に囲まれた中庭

  
五 重 塔
国宝に指定されている木造の五重塔は全国に11ありますが、その中でも群を抜いて長い歴史を持つのが、法隆寺の五重塔

五重塔を構成する5つの楼閣を、下から地(基礎)、水(塔身)、火(笠)、風(請花)、空(宝珠)という、 5層それぞれは独自の世界(思想)を示し、仏教的な宇宙観を表している


西院伽藍の中心となる施設、法隆寺 金堂
本尊がまつられた寺として最も重要な建物であると同時に、世界に現存する木造建築の中でも最古の仏堂
全体の形はほぼ正方形に近く、二層の入母屋造りの上層の屋根は2方向に、下層の屋根は4方向へ勾配して美しい

上層と下層をつなぐ支柱に巻き付けられた龍の彫り物は、荘厳な雰囲気をかもしだしている

   
内部回り安置された多くの仏像を見ることができる


金堂内部 (資料より)
釈迦三尊像を中心に飛鳥時代から平安時代の像が安置されている

  
金堂の奥に大講堂                                           東室  聖霊院                                       妻室


聖霊院にて朱印を頂く

  
大宝蔵院


大宝蔵院  平成10年落成の宝物院

  
玉虫厨子 (飛鳥時代)  推古天皇所持の仏殿

  
百済観音 (飛鳥時代)
我が国の仏教美術を代表する仏像、我が国の仏像には珍しい八頭身のすらりとした姿、優美で慈悲深い表情は多くの人々を魅了する 

  
法隆寺秘宝展が行われている


東大門 珍しい三棟造りの奈良時代を代表する建物         門外に東院伽藍の夢殿見える


東 院 伽 藍
  
境内の東端近くにあって、あまり大きくはない建物なのに、古くから多くの人々を引きつけてきたのが夢殿、正しくは上宮王院夢殿


法隆寺全体は西院伽藍・東院伽藍の2つの寺域に区分されますが、東院の中心となっているのがこの夢殿


夢殿は、聖徳太子を供養する堂として建てられたお堂。八角円堂という夢殿のつくりも、円同は故人を供養する堂の形という定めに由来している


堂の周りを回り内部の展示物を拝観

  
内部には太子ゆかりの遺品が集められている

  
堂が夢殿と呼ばれるようになったのは平安時代のことですが、
その名は、かつて太子が法隆寺に参籠して瞑想にふけったときに黄金でできた人が現れる夢を見たという故事に基づいています。
夢殿は太子を供養する場であると同時に、太子が見た夢の器でもある


回廊の北端に鐘楼 奥に進むと中宮寺



西 円 堂
 
法隆寺の北西にある三経院の左手の坂をのぼり、30段ほどの石段の上に建つ夢殿と同じ八角円堂の西円堂

   
禁を破って仏教を民衆に広める活動をしたことで知られる奈良時代の僧侶、行基が創建したと伝えられる、
訪れる拝観者も少なく、法隆寺の中でも最も静かな場所。寺は外界とは別世界。


西円堂薬師如来は、法隆寺金堂の同じ薬師如来以上に強い民間信仰を集め、
かつての堂内には無病息災、延命長寿を願って寄進された刀や兜、鏡などの品々が所狭しと置かれていたといわれる




拝観が終わり駐車場へ 中門の修理完成後(平成30年)に再訪問したい


参道を・・・