東大寺と奈良公園
華厳宗大本山 東大寺
奈良市雑司町406-1
奈良の大仏として知られる盧舎那仏を本尊とし開山
東大寺は1998年に古都奈良の文化財の一部として、ユネスコより世界遺産に登録される
南大門周辺にも何匹もの鹿が・・・
南大門と仁王像
天平創建時の門は平安時代に大風で倒壊した。現在の門は鎌倉時代、東大寺を復興した重源上人が再建したもの
入母屋造、五間三戸二重門で、ただ下層は天井がなく腰屋根構造となっている。
また屋根裏まで達する大円柱18本は、21mにも及び、門の高さは基壇上25.46mもある。大仏殿にふさわしいわが国最大の山門である
中門 と 回廊
創建から2度にわたって焼失、鎌倉と江戸時代に再建される
江戸期には柱とする材が調達できず、芯となる槻(つき)を檜板で囲い、鉄釘と銅輪で締めて柱とした
創建時に11間(けん、86m)あったが7間(57m)となった。現在でも世界最大級の木造建築であるが、往時の壮大さがうかがえる
八角灯籠 大仏殿正面にある4mを超える大きな灯籠
金銅八角灯籠で昭和31年に国宝に指定、大仏殿が再三兵火により消失するなかで、創建当時の姿を残す貴重な遺品
正面の扉
本尊 : 大仏 盧舎那仏 一般には奈良の大仏として知られる
聖武天皇の発願で天平17年(745年)に制作が開始され、天平勝宝4年(752年)に開眼供養会が行われた。
その後、中世、近世に焼損したため大部分が補作されており、当初に制作された部分で現在まで残るのはごく一部である。
「銅造盧舎那仏坐像」の名で彫刻部門の国宝に指定されている。