金峯山寺は吉野山のシンボルであり、修験道の総本山 吉野山から大峯山山上ケ岳にかけての一帯は古くは金峯山(きんぷせん)と言い、古代より広く知られた聖域であった。 金峯山寺の本堂 世界遺産に登録 秘仏本尊蔵王権現(約7m)三体のほか、多くの尊像を安置している 重層入母屋造り、桧皮葺き、高さ34メートル、四方36メートル。堂々とした威容の中に、優雅さがある この金峯山に役行者神変大菩薩が白鳳年間(7世紀後半)に修行に入り、修験道独特の本尊・金剛蔵王大権現を感得し、 その姿を桜の木に刻んで、山上ケ岳(現:大峯山寺本堂)と山麓の吉野山(現:金峯山寺蔵王堂)に祀った。 これが金峯山寺の開創と伝えられる。 立派な仁王門 木造仁王像立像は重要文化財に指定 平安時代から幾度か焼失と再建を繰り返し、現在の建物は天正20年(1592)頃に完成したもの 大正5年から13年にかけて、解体修理が行なわれ、昭和55年から59年にかけて、屋根の桧皮の葺き替えを主として大修理を行なわれた 3体の蔵王権現 (資料より) 朱印 金峯山寺にお祀りされる御本尊は、金剛蔵王大権現で今から1300有余年前、金峯山山上ヶ岳に役行者が一千日の修行に入り、感得された権現仏。 権現とは権(仮り)に現われるという意味で、本地仏の釈迦如来(過去世)、千手観音(現在世)、弥勒菩薩(未来世)が権化されて、 過去・現在・未来の三世にわたる衆生の救済を誓願して出現された。 また金剛蔵王とは、金剛界と胎蔵界を統べるという意味も表している。 威徳天満宮 久富大明神 正面前庭(二天門跡) 四本桜と銅灯籠 前庭を取り巻いて神社やお堂が建っている 蔵王大権現の石碑