タオルミーナ Taormina
タオルミーナ〔Taormina〕は、メッシーナとカターニアの中間の海岸線にあり、
エトナ山を望む風光明媚な高級リゾート地として世界的に知られている
標高約400メートルのタウロ山の中腹、標高200メートル付近に、海を見下ろす自然のテラスのように、
横に細長く広がっています。高いところにあるだけあって、周囲の眺めは抜群です。
ギリシャ人植民都市ジャルディーニ・ナクソスが、紀元前403年にシラクーサに滅ぼされた後、生存者が集まり山の中腹に築かれた町が、
タオルミーナの歴史の始まり。したがって町は、紀元前4世紀からの歴史があります。
シチリアで二番目に大きいギリシャ劇場は、その当時の繁栄ぶりをあらわすもの。
ギリシャ劇場からの町の眺め
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コルヴァヤ館 Palazzo Corvaja
ギリシャ・ローマ時代の建造物の壁を一部利用してアラブ時代に塔が建てられ、中世に左右の棟が増設された複合建築物
1410年にシチリア議会が開かれたこともある
プーピと呼ばれるマリオネット人形の原寸大オリジナルが展示
右棟の一階には、ツーリスト・インフォメーションが入っていて、
シチリアの飾り荷馬車が置かれている
ヨーロッパ第一の火山、エトナ山が町内のどこからも見える ギリシャ劇場への途中
ギリシア劇場 Teatro Greco 紀元前3世紀建造。現在残っている劇場は、1〜2世紀ローマ時代に闘技場用に改造された後のものです。
直径が109メートルありシラク−サの劇場についでシチリアで第二の規模。
規模は二番目でも、息を呑むように美しい眺めは、まさに天下一品!
6月中旬〜8月の期間、夜時々、コンサートや演劇が上演されます。
劇場観覧席最上段よりの眺め
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エトナ山は標高の変化が激しく、1990年代初頭の標高は3323 mであるが、現在は溶岩ドームの形成により、やや高くなっている
火山としてはヨーロッパ で一番高く、また最も活動的なことで知られています