セビリア (Sevilla)
カルメンで知られるアンダルシアの中心地

アンダルシア州の州都であり、セビリア県の県都、自治体人口は約70万人(スペイン第4位) スペイン南部の政治、経済、文化の中心地であり、観光都市である。グアダルキビール川沿いに位置しており、大西洋からセビリアまで船舶が遡航できる。 そのために港湾都市としての役割を果たし、農作物や工業製品が盛んに輸出される。

旧タバコ工場 (車窓より)
 
メリメ作「カルメン」の舞台として有名 現在はセビーリャ大学  物語で彼女は女工、思いを寄せるホセは衛兵としてこの工場に勤めていた



スペイン広場

セビリア市中心部南寄りにある広場、1929年にセビリアで開催された万国博覧会の会場施設として造られたもの

パビリオンとして建てられた広場内の建物は、セビリアをはじめアンダルシア地方の典型的な建築様式であるムデハル様式を取り入れたもので、 両翼に半円形に延びる回廊と、スペイン各県の歴史的出来事を描写した壁面タイル絵が特徴。


パビリオンとして建てられた広場内の建物は、セビリアをはじめアンダルシア地方の典型的な建築様式であるムデハル様式を取り入れたもの


両翼に半円形に延びる回廊と、スペイン各県の歴史的出来事を描写した壁面タイル絵が特徴

 
         噴水の前の赤色はテロの犠牲者を追悼する蝋燭、夜には火を灯し冥福を祈るとのこと                    ここを見学中ひったくり事件が起き(被害者は老婆)一時騒然となる




カテドラルとヒダルダの塔  世界遺産
スペイン最大の、世界では3位の大きさの大聖堂とされる
(ちなみに1位はローマのサン・ピエトロ大聖堂、2位はロンドンのセント・ポール大聖堂)

レコンキスタ以前はこの地には巨大なモスクが立っていたといわれ、モスクを破壊したあとに教会が建てられたが、建物自体にモスクの名残がいくつかみられる。 例えば、免罪の門から入った場合は教会に入る前に中庭が存在するといったところである。


15世紀初頭より16世紀までの1世紀にわたって建てられ、スペイン最大のの聖堂
(画像クイックで拡大可)

      
ヒラルダの塔と展望階に並ぶ鐘  
ヒラルダの塔はかつてはモスクの尖塔(ミナレット)であった、イスラム教徒により建設され、地震によって壊れた部分を16世紀に
修復したもの高さ70mの所がが展望台になっており螺旋スロープで登ることが出来る

    
展望階から見るカテドラルの屋根と市街地

  
カテドラルの内陣とステンドグラス(拡大可)   黄金色に輝く巨大な霊廟と、豪華な装飾品の数々



コロンブスの墓

カテドラルの袖廊にあるコロンブスの墓
当時のスペインを構成していたレオン、カスティーリャ、ナバーラ、アラゴの4人の国王の像が柩を担いでいる  (画像クイックで拡大可)

  
建物自体にモスクの名残がいくつかみられる。免罪の門から入った場合は教会に入る前に中庭があるいったところ



サンタ・クルス街 (旧ユダヤ人街)
15世紀頃までユダヤ人たちが居住していたエリア。白壁の家には花やセビーリャ焼が飾られ、美しい町並みが広がる

 
迷路のように入り組んだ細い道バルコニーには花が飾られ、豪華な鉄格子の入口の向こうにパティオ(中庭)がある

 
小さなお店が軒を連ねている 見て歩くのも楽しい

細い路地や広場には、みやげ物店やレストラン、バルなどがある、散策途中に立ち寄りたいが・・・ 民芸品に見入るツアー仲間



 通りに面した民家の門扉の中
中庭 (パティオ)

民家のパティオ(中庭)はどの家も花壇を設け観光客に楽しんでもらっている (観光客が覗いてくれる事を意識している?)