バイオン Bayon 
アンコール・トム内の中心寺院がバイヨンでクメール語で父なる魔力を意味する。
四面に観世音菩薩の慈顔が刻された四面仏顔塔は有名で、この寺院を強く人々に印象付けるものとなっている。
上部テラスに神蛇ナーガの欄干で囲まれ林立する数多くの四面仏顔塔の慈顔の長さは約1.8メートルから2.5メートル、
その総数は49本196面あると言われている。


アンコール・ワットと並ぶ観光の中心、早朝より多くの観光客が (画像クイックで拡大可)


美しいデバター像


観世音菩薩像の四面塔が並び、3つの菩薩の顔が並んで見える (画像クイックで拡大可)


「クメールの微笑」と呼ばれる観世音菩薩の表情と、林立する四面仏顔塔の特異とも言える独特の造形は
バイヨン様式と呼ばれ、アンコールのあまたの遺跡の中でも特に威容を誇っている  (画像クイックで拡大可)


寺院の周囲を取り巻く高さ約8メートルの第一回廊石壁面には、象軍団の行進や戦闘の様子が彫られている


他の壁面の拡大


当時の貴族や庶民の日常生活の情景が一面に刻まれている


建物の破風部分に彫られた彫りの深いレリーフ


林立する四面仏顔塔の偉容