門の前には、阿修羅と神々が蛇を抱えて綱引きをする物語『乳海攪拌』の彫刻がある。 この神々と阿修羅の顔を見ていくと、白い顔と黒い顔があるのに気がつきます。黒い顔は約800年前のオリジナルで 白い顔はコピーになります。内戦の中多くの遺跡が盗まれ、タイの国境に運ばれました。 両手に神々と阿修羅を見ながらゆっくり進んでいくと近くになればなるほど門の上にある顔が迫力を増してきます。 この顔は、創建者のジャヤバルマン7世が信仰していた『観世音菩薩』の顔で、四面仏(しめんぶつ)と言う。 現在のカンボジアは、小乗仏教ですがアンコール時代は大乗仏教でした。