第二十二番霊場 天照山 円城寺
飛騨市神岡町殿

北飛騨旧高原郷を治めていた江馬輝常が、母益世の念持仏聖観音を本尊に開きました。  源平合戦の折、平経盛の愛妾益世は身重の体で捕らわれて切られるところでしたが、 念持仏に向かい一心に観音経を唱えると一命が助かり、無事男の子を出産しました。 この子は鎌倉において北条時政に養育されていましたが、源頼朝の命で江馬家を興し初代輝常となりました。 同時に飛騨へ配流となり、その折に持参した母の念持仏が秘仏聖観音立像です。 


御詠歌  後の世のちぎりを結ぶ円城寺 運ぶ歩みは たのもしきかな

  

  

  

  
本尊  釈迦牟尼佛
   子安観世音菩薩
江馬輝常出生の由来により、安産と子授け祈願の寺として、、当地方はもちろん遠くより訪れる人も数多くいます。   



    
円空仏   不動明王・薬師座像

  
本堂前に立つ地蔵尊