第二十六番札所 栗尾山満願寺(栗尾観音)
安曇野市穂高町
穂高町の西方、栗尾山裾に位置し、栗尾山全体が極楽浄土に見立て
全山にわたり諸堂が配置され霊場として栄えていたが明治4年の廃仏毀釈の時に廃寺となるも
建物はそのまま残されたままであったので直ちに再興され現在に至った
長くて急な石段を上がると木立に囲まれた立派な伽藍が建っている
御詠歌 ありがたや 功力も深き観世音 導き給へ弥陀の浄土へ
ご本尊 千手観世音菩薩
寺の裏山にある長者ケ池から出現した一寸五分の黄金の千手観音像祀ったのが始まりとのこと
本堂の額 堂内の廊下に巨大な”わらじ”が、丈夫な足を願って踏みしめる
本堂廊下に掲げられた(地獄極楽変相之図) 寺の奥さんによる解説がありました
寺の奥さんによる地獄極楽変相之図の解説
本堂横に建つ立派な観音像 (カメラのレンズに霧の粒が)
境内に建つ観音像と地蔵像(お掃除小僧)
境内に建つ聖天堂
花いっぱいの花壇 雨上がりの日差しを受けて寺の屋根が光っている
(画像クイックで拡大可)
栗尾山つつじ公園はツツジの花が満開 本堂からの帰り道 ツツジだけを見に来る皆さんも
には四季紅葉も
樹木が茂り、急な石段を上がり仁王門をくぐると木立に囲まれた本堂や鐘楼が
微妙橋を渡ると地蔵堂 堂の脇には賽の河原の地蔵が
微妙橋は室町時代の終わりごろに架けられたが、老朽化し明治時代に地元の大工により再建された
欄干・屋根付の太鼓橋で美しい姿をしている
微妙橋は、日本三大橋(越中立山の無明橋、高野山の無妙橋)の一つに数えられている
橋の裏にお経が書かれていることから「お経橋」とも呼ばれ極楽浄土に渡る橋として親しまれている
六地蔵と微妙橋(お経橋)