依田川に沿って丸子町の腰越橋の袂から入った向井の集落にある。村人に害を与える沼の悪龍を慈覚大師が 密教の法によって追い払うと、常に垂れ篭めていた沼の霧が晴れ、対岸に柳の大木が立っていることが分かった。 そこで大師はその木の頭の部分で観音を刻んでまつったのがこの龍頭山の本尊とのこと。 胴の部分で彫った観音像を安置した寺が、御岳堂にある23番札所の宝蔵寺だということです。 御詠歌 鳥羽の山 登りて見れば龍福寺 田子の浮舟松風の音