第二十八番札所 龍頭山龍福寺(りゅうとうざんりゅうふくじ)
鳥羽堂)
小県郡丸子町腰越向井

依田川に沿って丸子町の腰越橋の袂から入った向井の集落にある。村人に害を与える沼の悪龍を慈覚大師が 密教の法によって追い払うと、常に垂れ篭めていた沼の霧が晴れ、対岸に柳の大木が立っていることが分かった。 そこで大師はその木の頭の部分で観音を刻んでまつったのがこの龍頭山の本尊とのこと。 胴の部分で彫った観音像を安置した寺が、御岳堂にある23番札所の宝蔵寺だということです。 御詠歌  鳥羽の山 登りて見れば龍福寺 田子の浮舟松風の音



 
ご本尊  聖観世音菩薩
1本の柳の木の頭と胴と根元の部分から3体の観音像をお彫りになり、頭の部分で
彫った観音像を鳥羽山の岩窟に安置したのが始まりだとのこと

  
小高い山の雑木林の中にこじんまりとしたお堂が立っています。

 
集落の裏山を少し登った所に建つ