第三十二番札所 椿峯山西照寺(つばみねさんさいしょうじ)
長野市小川椿峯

古くから霊場として知られた戸隠山に通う修験者が虫倉山の西の麓を通って鬼無里・戸隠に至る戸隠道が通っており、
江戸時代には人の往来や物資の輸送に重要な路線となり松代藩の口留番所が置かれ、人改め、荷改めが行われていた。

寺の歴史は定かではないが、近くの地名にも寺屋敷・大門・仏迎田などが残っていて 往時はかなりの大きな寺だったようだが、幾度となく山津波や土砂崩れで寺を失ったが、 その都度信仰心の厚い村人の手により再建されてきた。今は衰退し無住寺となり、観音堂を残すだけになってしまた。 御詠歌  椿峯や 高き恵みはいかばかり 深き科身も浮かぶとぞきく    ご本尊 聖観音菩薩 (現在は写真のみ) 堂内には室町末期の作といわれる仏像が数多く安置されて居たが盗難に遭い所在不明 天井一面に張られたお札と盗難に遭った本尊の写真 一日も早い帰堂を願っています 街道から見た観音堂風景 観音堂前よりの眺望 アルプスが目の前に