第六番札所 洗淵山観龍寺(かんりゅうじ)
千曲市森大峰

杏で有名な森の集落の東の大峰山の裾に建ち、花の時期には桜と杏との花見が同時にできる
坂上田村麻呂の東征の折、苦戦を強いられたとき忽然と現れた老翁に渡された弓矢で
戦に勝つことができた、この老翁は観音の化身であるとこの地に堂を立てたとのこと


御詠歌  雨の宮 森の木陰に寺見えて 参る心は涼しかるらん



  
一面の杏畑を抜けると六番札所の大きな石碑が立つ
杏の花の時期の参拝に為、集落全体が杏祭りを行っていた

  
山門には守護役の増長天と広目天が天邪鬼を踏みつけて立つ立派な像が


ご本尊 千手観世音菩薩  カヤの一木作りで座像は珍しい


堂内の格天井には昔の絵に混ざって地元の人達の絵や書がはめ込まれている

  
杏祭りの折には堂の脇で湯茶のサービスがあり、杏を原料とした各種の加工品の販売が
杏は生で、干し杏で、加工品で、何れも美味しい


寺で開かれる句会での作品が掲げられている


沢山の文化財の案内が