ベルガモン遺跡
ベルガモン王国と言われるヘレニズム時代の都市国家の遺跡

紀元前282年〜約150年の間、エーゲ海沿岸からアナトリア内陸地方に及ぶ地域で繁栄した王国

  
20万巻もの蔵書を誇った図書館跡 (画像クイックで拡大可)
言い伝えによると、この図書館に脅威をいだいたエジプトがパピルスの輸出を禁止したため困った王が羊皮紙を考え出したと言われている.

   
神殿はすべて大理石でコリント様式
ローマ時代の後アラブの攻撃を受け滅亡し、19世紀には神殿をドイツに持つ去られた.

  
アレキサンダー大王亡き後、遺将達によって分割され、ベルガマに建国された国がベルガモン王国の始まりで、
後にローマ帝国の属州となりその後も繁栄は続いた.遺跡の大部分はこのころの建造物.

  
(左画像拡大可)各在る遺跡の中でも急傾斜で知られる劇場 催しの時だけ木製の舞台が組まれる
音響効果が非常に良く舞台にコインを落とした時の音も頂上まで聞こえたと言う.
観衆のどよめきが麓の人家にも、エーゲ海の船にまで届いたとのこと!!

  
眼下に見えるベルガマの町 飛行中の飛行機かグライダーからの眺めのよう
高所恐怖症の人には・・・・

  
大祭壇跡に残る大木(何代目かの松ですね!)   ベルガマの町より山の上のアクロポリスを見る
                                昼食をとったベルガマのレストランの前より

19世紀にドイツの考古学者カ−ル・フ−マンによる発掘調査で発掘された遺品は、 ベルリンに持ち出されベルガモン博物館に展示されている。  現在、トルコのベルガモン遺跡には三本の松だけが残る。